プレシジョンベースの生い立ち vol.1

こんばんは、嵯峨駿介です。

 

最近、プレベってとっても良いなと思ったんです。

 

 

同じように思ってプレベを手に取るベーシストもたくんさんいると思います。

 

しかしその歴史、生い立ちを知っているベーシストは多くないのではないでしょうか。

 

きっと歴史とか知った方が、上手く弾けるようになると思うんです。

(上手なベーシストってやたら詳しい(おたく)じゃないですか)

 

そういうことなので、今回はプレシジョンベースについてつらつら書いてみようと思います。

 

 

プレシジョンベースはフェンダーが開発したエレキベースです。

 

フェンダーは1950年にブロードキャスターというギターを発売しました。

プレシジョンベースの歴史2

(かっこいい)

 

その翌年にプレシジョンベースを発売。

 

1951年がプレベの生まれ年なわけですね。

 

特徴としては……

 

  • フレットが付いている
  • 小さい
  • メイプルワンピースネック
  • アッシュボディ
  • ブロンドカラー
  • 弦は裏通し、1つのサドルに2本の弦を乗せる
  • ピックアップはフロントにシングルコイルが1発

 

・フレットが付いている

・小さい

フレットがついたことで正確な音程が簡単に出せるようになりました。

これにより、precision(正確な)bassという名前が付けられました。

 

簡単に弾ける、というのは全体のサイズの小ささもそうです。

今まではウッドベースを使っていたのが、圧倒的に小さいサイズになりました。

 

・メイプルワンピースネック

プレシジョンベースの歴史3

これは指板とネックが分かれていない、という意味です。

現在は貼りメイプルといわれる、指板材とネック材が別々のメイプルで作られたものが一般的ですね。

通常ネックは指板を貼ることでトラスロッドに蓋をするように作りますが、ワンピースネックの場合はネックの裏側からトラスロッドを仕込みます。

その際にできる溝をウォルナットで塞いでおり、こうしてできるストライプ模様をスカンクストライプと呼びます。

 

・アッシュボディ

・ブロンドカラー

なぜこの木材、このカラーが採用されたのかはわかりません。

ですが、フェンダーは合理的に工場生産を推し進めたメーカーです。

当時これらがコスト面で優れていたのではないかと推察されます。

 

・弦は裏通し、1つのサドルに2本の弦を乗せる

プレシジョンベースの歴史4

こういうことです。

最近裏通しだと鳴りが良い、低音が出る、と流行っていましたが、数十年前の構造だったわけですね。

 

・ピックアプはフロントにシングルコイルが一発

プレシジョンベースの歴史5

まだスプリットコイルではないんですね。かっこいい。

 

 

さてさて、そんなプレシジョンベースですが、54年にちょっとした変化があります。

 

……と、こんなところで、続きはまた。

 

 

続きはこちら

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
プレシジョンベースの生い立ち vol.2

 

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