東北発エレキギターブランドQUESTRELがアツすぎる!

こんばんは、嵯峨駿介です。

突然ですが、このギター見たことありますか?

sw01

このギターは東北は宮城の女川で作られている、QUESTRELというメーカーのSWOODというモデルです。

SWOODには東北の木材、東北の宮大工の技術、東北で開発された金属が使われています。

前衛的なデザインが特徴的ですが、これはフェラーリのデザイナーとして有名な奥山清行さんによるもの。

ちなみに奥山清行さんは山形の出身(!)

ブレイン、デザイン、マテリアル、ほぼ純東北産のモダンギターなのです。

スペック

Body : Japanese Alder
Neck : Japanese Maple
Fingerboard : Rosewood or Japanese Maple
Neck Scale : 646mm
Fingerboard radius : 12″
Frets : 22F medium jumbo
Nut width : 42mm
Bridge Pickup : Seymour Duncan Nazgul
Neck Pickup : Seymour Duncan Sentient
Tuning keys : GOTOH HAPM
Bridge : GOTOH
Tail piece : COBARION® Tail piece
Body Flame : Aluminum
Neck Joint : Nakamura joint (特許出願中)
Controls : 1Vol.1Tone.3Way PU Selector
capacitor : Arizona Capacitors Type C50309 Blue Cactus

sw02

スケールや木材など、基本的な構造はトラッドな部分を踏襲していますが、ボディフレイムにアルミニウム、ネックジョイントには岩手の宮大工の技法が使われ、テールピースには岩手発のコバルト合金、コバリオンが採用されるなど、革新的な部分がみられるのはルックスだけではありません。

あらゆるチューニングやジャンル、プレイスタイルに対応できる、これぞモダンギター。

新しい構造やアイディアがふんだんに使われており、このようなオリジナリティのあるギターが日本で、しかも東北で生まれるのはとてもワクワクする出来事に感じます。

セッショナブル

QUESTRELやギター工房グライドガレージ、ギターショップGLIDEを仕掛けるのはセッショナブルという会社。

社長は梶屋陽介さんという方です。

元々東北の方、というわけではなく鹿児島県種子島のご出身。

そしてなんと御茶ノ水のギタープラネットでギターを販売していたんだそうです。

ちなみにちょうどそのころ、僕も近くのお店で働いていました。

違うのは、梶屋さんがギターを月に100本売っていたのに対して僕は月に100本セットアップして磨いていたこと(笑)

ギタプラのこのシリーズ、みたことありません?

グランジようすけとしてギター業界を席巻し、ギターファンからはエラが張っている事からエラさんと親しまれた(僕はそんな失礼なこと思ってませんよ)

そんなレジェンドである、グランジようすけさん(エラさん)が、社長の梶谷さんなのです。

なぜ梶屋さんが東北で移り住み、このような事業を展開しているのか。

梶屋さんは東日本大震災後からミュージシャンを東北に呼んで被災者を励ます活動を続け、2014年には仙台に移り住んだのだそうです。

工房がある宮城県女川は震災で壊滅的な被害を受けた地域です。

東北に新しい産業や雇用を生み出し、世界の市場を目指す、素晴らしすぎる事だと思います。

秋田生まれの僕としては東北発のギターってぐっと来るところがあって、そして何かしらの縁がありそうな気がしてるので、Geek IN Boxとして何か出来ることがあればいいなぁと、密かに思っています。

QUESTRELに関するお問い合わせはこちら

QUESTREL SWOOD Standard

http://glide-guitar.jp/products/detail.php?product_id=522

GLIDE STORE

http://glide-guitar.jp/

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でGeek IN Boxをフォローしよう!