ベースのアクティブとパッシブの違いと、メリットやデメリット

こんにちは、嵯峨です。

今やスタンダードな存在になっているアクティブベース。

でも、パッシブとアクティブって何が違うのかよくわからないとこありません?

電池を使わないと動かない、イコライザーがついている、つまみがいっぱい・・・アクティブベースの印象はこんなところでしょうか?

それも不正解ではありませんが(正解かどうかは置いておいて)、あと一歩理解を深めることで更に上手く楽器を使えると思います。

今回はアクティブとパッシブの違い、そしてアクティブのメリットとデメリットを開設いたします。

アクティブベースとは

アクティブベースについてひとつの定義を設定するのならばそれは電池を使うことでしょう。

電池を使い、バッファー回路やブースト回路、イコライザー回路を搭載したものをアクティブベースと呼びます。

このスタイルのメリットは大きく言うと3つ、それは

  1. ノイズが少ない
  2. 手元でイコライジングが出来る
  3. 出音が安定している

といった点です。1点ずつ解説します。

ノイズが少ない

一般的に、アクティブベースはパッシブに比べてノイズは少ないです。

その大きな理由の1つはインピーダンスの違いです。

インピーダンスとは抵抗値を指す言葉で、一般的なパッシブピックアップはインピーダンスが高い信号を出力します。

音量を稼ぐためにはコイルの巻き数を増やす必要があり、それに伴ってインピーダンスは上昇します。

しかし、インピーダンスは高ければ高いほど、ノイズを誘発し、ケーブリングロス(高域の劣化)が起こります。

そのため、長い距離をシールドでつなぐ時にはローインピーダンス信号に変換してしまうのが定石です。

アクティブ回路(バッファーやブースト回路)を通すとインピーダンスは一般的に低下し、ノイズや劣化に対しては耐性をもちます。

このポイントを優れたデザインで整えて上手く取り入れたのがEMGです。

EMGのピックアップは巻き数が非常に少なく、最初からローインピーダンスの信号を出力します。

このままでは音量が非常に小さくなってしまうため、電気の力を利用して音量を上げています。

その結果、パッシブピックアップとは比較にならないほどに低いノイズと大きな信号を持つ結果につながっています。

手元でイコライジングが出来る


プリアンプを搭載するアクティブベースのほとんどはベース本体にイコライザーを搭載しています。

これによって手元で細かな音質の調整が可能で、パッシブベースとは音の幅が大きく違います。

現場によって異なるアンプを使わなければならない場面においても、手元にいつものアンプがあるのは心強いですね。

出音が安定している

アクティブベースはプリアンプのカラーによってベース自体の出音のキャラクターは大きく変わります。

また、インピーダンスが低下していることによって劣化が少ないということもあり、パッシブベースに比べると張りや元気のあるサウンドになることが多いです。

現代のアンサンブルではベースに強さ、密度が求められるため、その点を手っ取り早く手に入れられるアクティブベースはミュージシャン達にも大きな人気があります。

まとめ

こちらの記事ではアクティブベースの特徴やインピーダンスについて解説しました。

具体的にどんなメリットがあるのか、そのメリットが自分にとっても大きなものであるのか、そのような点についてさらに一歩深く考えられたらこれからの楽器選びや演奏にとって大きなプラスになるのではないでしょうか。





大手楽器店での販売、修理業務やプロベーシストのローディー経験の後に海外向けの小売業に従事。その後ベースショップGeek IN Boxを立ち上げ、現在はGeek IN Boxの運営の他にベースマガジンなどでの執筆を多数担当。Twitter : @SAxGA

 

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