Crazy Tube Circuitsの取り扱いを開始しました!【やばいエフェクター】

こんにちは! Geek IN Boxの嵯峨です!

Geek IN Boxは主に中古商品を扱うショップです。中古商品の場合は売りたい方から買い取らせてという仕入れの性質上、仕入れる商品を選ぶことは難しいです。しかし、新品の場合はそうではなく僕自身が気に入ったり、欲しいと思ったりした商品を基本的には扱います。そんな方針で海外からエフェクターやベースを輸入することもあるわけですが、今回新たに取り扱いを始めるエフェクターメーカーがあります。それがCrazy Tube Circuitsです。

Crazy Tube Circuits(以下”CTC”と称する)のエフェクターはラインナップも非常に多いのですが、まずはベースに使って良い結果が得られそうなものからスタートしてみました。本記事ではCTCの紹介をするので、よろしければ最後までお楽しみください!

Contents

目次

  • なぜCTCの取り扱いを始めたのか
  • Planet B(Drive)
  • Locomotive(Tube Drive)
  • Time mk2(Delay)
  • Splash mk3(Reverb)
  • Golden Ratio Phi(Compressor)
  • Deranged(Octave Fuzz+Envelope Filter)
  • まとめ

CTCってどんなエフェクターメーカー?

CTCは神秘の国ギリシャのメーカーで、現代的な特性をもつエフェクターの製作を得意としています。特に欧米のミュージシャンには高く評価されており、Premier Guitarなどの大手のメディアへの掲載実績も多くあります。

全てのCTCペダルにも共通するポイントとして、広いダイナミクス、高い解像度、ユニークなエフェクトを感じます。例えばドライブペダルは窮屈にならないダイナミックレンジの広さによってストレスフルな演奏が可能で、コンプレッサーはワイドレンジでローノイズなスタジオクオリティの効果が得られ、リバーブやディレイは美しくユニークなエフェクトを高い解像度で響かせます。

一昔前では考えられないほどにエフェクターは多様化していますが、没個性的なものも少なくありません。そんな中、ユニークでベーシックなサウンドのクオリティが高いCTCには大きな魅力感じないわけにはいきませんでした。

ユニークなエフェクトベーシックなサウンドクオリティの高さ、この2点が僕が取り扱いを決めた大きな理由です。以下それぞれを少しずつ解説します。

Planet B(Drive)

ベースで使用することを前提としたドライブペダルです。ベース用のオーバードライブって現代では腐るほどあるわけですが、その中でPlanet Bをユニークな存在だと感じた点は全力で腹パン決めてくるようなプッシュ感。エフェクティブに音作りを行っていくと、どうしてもベースにとって重要なローミッドが失われてしまいますが、そんな中でもこのペダルを踏むとなくなった部分をあえてプッシュしてくるような印象を受けました。これって例えば、アンペグにあってハートキーにない、プレベにあってジャズベにない、ベルデン8412にあって9395にないところを補ってくれるようなものだと思います。

現代のエフェクターらしく広いダイナミックレンジと極端なセッティングでも破綻しないデザインも非常に好印象。素直に良い製品だと思いました。

Locomotive(Tube Drive)

12AY7というチューブを使ったドライブペダル。昔ながらの重たいベースアンプをイメージしたそうです。この手のペダルの良いところはクリーンでもその恩恵が受けられること。音を少し汚すことでアンサンブルに馴染み、弦を響かせる喜びが倍増するような心地よさが生まれます。少しサチュレーションがかるところまでゲインを上げた時の繊細なレスポンス、チューブっぽいコンプレッション感も良いですね。最近のバンドっぽいサウンドのJPOPとかにもすごく合うと思います。

ちなみにチューブは12AX7や5751などと互換があるので交換自由みたいです。こういう遊びを用意してくれてるのはオタク系ベーシストとしては嬉しい限り。誰か一緒に遊びませんか。

Time mk2(Delay)

ベーシスト的にディレイってあまり使い道がないと思うんですけど、でも僕はすごく好きです。このペダルはテープエコーをシミュレートしたタイプで、それ自体はよくあるものですがTime MK2はディレイ音の質がすごく独特で美しく暖かく、音楽的。独自のフィルターを通しているらしいのですが、ユニークで本当に美しいサウンドです。

サウンドも良いんですけど機能面も素晴らしくて、タップテンポはもちろん付点8分、4分、3連それぞれのモードを搭載していて、タップを踏み続けるととちゃんとホールドモードに。これは本当に良いペダルだからディレイを使う機会の多いギタリストにはとりあえず試してもらいたいですね。

Splash mk3(Reverb)

デジタルエフェクトの技術にも精通しているのがCTCの大きな魅力の1つ。その能力が大きく発揮されているのがリバーブペダルであるSplash mk3です。

3つの異なるアルゴリズムを搭載していて、それをexciteとdecayでカスタムしてmix\kill dryとVolumeで音量調節するというシンプルなコントロール。リバーブって倍音を人工的に広げて美味しい空間を作り出す、科学調味料みたいなのが多いと思うんですけどこのペダルはそれとはちょっと違って、人工的な鐘の中で音を出してマイキングしたような、ドライで頭の芯に響くような感じ。まず弾いてみてください!

Golden Ratio Phi(Compressor)

FETコンプレッサーと、オプディカルコンプレッサーを切り替えられるスタジオクオリティのコンプレッサー。ベース用のコンプレッサーって音をガッチリ加工するタイプ(マルチコンプとか)とコンプレッサーとしてのエフェクトだけが素直にかかるタイプ(エンプレスとか)の2つの種類があるんですけど、このペダルはその2つが入っているような感じ。

オプティカルコンプは非常にナチュラルで、アタックとリリースは自動で設定されるので能動的に使えます。ちなみにこれに使うフォトセルは1個1個手で選んでるらしいですよ。FETコンプはアタックとリリースの設定も自分で調整できるもので、出音は気持ち良く適度に脚色された感じ。

どちらのコンプも使いやすく、サウンドは豊か。ブレンドを搭載しているのも現代的ですよね。スタジオで使うハードのコンプレッサーをイメージしているのがわかります。

Deranged(Octave Fuzz+Envelope Filter)

書いてても結構真面目系なペダルばっかりだな、と思ってたんですけどちゃんとぶっ飛び系も作ってます。このペダルはエンヴェロープフィルターにオクターブゲートファズを合わせた変わり種。基本的にはトラディショナルなオートワウのデザインをモチーフにしていて、フィルターの方は確かにそんな感じ。フィルターの具合も聴きなれたものだと思います。一方付け加える形で搭載されているオクターブファズはかなりクセモノ。1オクターブ下と1オクターブ上もしくは2オクターブ上のオクターブをミックスして、かなりのハイゲインでファズがかかります。文字通り踏むとcrushされます。

これらの2つを合わせたときのサウンドは個性的すぎるシンセのよう。最初に見つけたCTCペダルは友人のフェイスブックポストで見たDERANGEDで、一発で欲しくなりました。まだ聞いたことのないサウンドを必要としているベーシストへ。

まとめ

長々書いたものの、実際に弾いてみないとなんとも言えないものばかりだと思います。まずはぜひ、弾いてみてください。今までのGIBは完全予約制でしたが、現在は平日の12-18時をフルオープン、それ以外は予約制、としています。

ちなみに商品ページはこちら

よかったら買ってください。

 

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