【2019年春】楽器屋店員が今おすすめしたいベース用プリアンプ5選

こんにちは、Geek IN Boxの嵯峨です。

みなさんプリアンプって使ってますか?

もはやベーシストの足元に無い日はない超定番エフェクターになっているわけですが、日増しにその種類も増えてきました。

以前では考えられなかったようなサウンドや機能がついたものも少なくなく、どれを選ぶべきか迷うこともあると思います。

ということなので、こちらの記事では2019年現在、私がおすすめしたいベース用のプリアンプを紹介します!

Contents

TECH 21 / Sansamp Bass Driver DI V2

いきなり定番やんけ、っていう感じですけど世間で定番とされているものはまずは試した方が良いです。

なぜなら、それが定番となり得る理由があるからですね。

通すだけで良い音になる、と評判になるほどのサウンドは逆に言うとキャラクターが強く、ナチュラルなサウンドを求める方にはフィットしないでしょう。

ただ、激しいドンシャリサウンドや、ロックのアンサンブルに最適なサウンドを求める方にとってはこれ以上ないほどにフィットします。

豊かな倍音、がりっとした質感でアタックやバイト感を主張するドライブは唯一無二のサンズサウンド。

以前のモデルではミドルのEQがありませんでしたが、こちらのV2(version 2)ではミドルもついた3バンドイコライザーに改善されたため、非常に使いやすくなりました。

また、ベースの帯域はスイッチ40Hzと80Hzで選べるので、より細かなセッティングができるようになりましたね。

総じて現代仕様に進化した定番のベースプリアンプですね。

ピック弾き、指弾き、フィンガー、どの奏法にもマッチする魔法のような1台。

ロックベーシストにはもちろん、Jpopなどのポップスにもマッチします。


MXR / M-80 bass d.i.

サンズアンプ ベースドライバーと並んで長く定番プリアンプとして愛されているのがこちら。

まず特筆したいのが、COLORスイッチです。

これはEQのプリセットトーンを呼び出すためのもので、ワンタッチでミドルレンジをスウィープした上質なドンシャリサウンドが得られます。

ドンシャリサウンド、と書くと安直に響いてしまいますが、余計なミドルレンジをカットしてよりクリアに響くサウンドがドンシャリです。良い音です。

また、フットスイッチが2つ搭載されているのも大きな特徴です。

1つはペダル自体のオンオフスイッチで、もう1つはディストーションのオンオフスイッチ。

歪みが必要な時にだけ得られるので、1台でクリーンとディストーション両方の役割が得られます。この点はサンズアンプよりも優れていると言えるでしょう。

特にメタルやアニソン系など、激しいアンサンブルの中でもグッと抜けてくるサウンドを求めるベーシストにおすすめです。


Providence / DBS-1 Dual Bass Station

日本が世界に誇るエフェクターブランド、プロヴィデンスのベース用プリアンプ。

2つのチャンネルが用意されており、2本の異なるベースをそれぞれ独立した回路でコントロールできます。

1本のベースのみを使用するのであれば、異なる2つのセッティングを切り替えながら使用できます。

ベーシストが求めるあらゆるシチュエーションに対応する、まさに現場仕様な1台。

回路に使用される部品は全てオーディオグレード、電源は専用の12Vアダプターによるものを内部で24Vに昇圧して使用されます。

これらによってワイドナレンジでベースのもつダイナミクスをあますことなく再生します。

また、プロの現場で使用することを前提としているため極限まで抑えられたノイズレベル(-95dBu)と高周波歪み率(0.01%以下)を実現しています。

特にスタジオワーク系のミュージシャンにとっては心強い味方になる1台ですね。

GIBの販売ページはこちら
【new】Providence DBS-1 Dual Bass

Amazonとかで買う人はこちら

Darkglass Electronics / Microtubes B7K Ultra

近年世界中のベーシストの心をわしづかみにして離さないのがフィンランド発、ダークグラスエレクトロニクスです。

こちらは彼らのフラッグシップモデルにして最大のヒット作です。

まず特筆したいのがモダンでディープで超アグレッシブなドライブサウンドです。

強烈なアタック感、歪ませても薄まらないローエンドは現代のロックベーシストが求める要素を全て満たし、この弾けるような地獄のサウンドは一世を風靡しています。

EQセクションは4バンド(Bass, LO MIDS, HI MIDS, TREBLE)と一般的な3バンドよりも細かく、より実践的。

さらにミニスイッチによって低域と高域のニュアンスを調整可能で、これが非常に使いやすいと思います。

クリーンとディストーションそれぞれを最大限に生かすためにフットスイッチは2つ搭載され、ディストーションは個別でオンオフするデザイン。

DIアウトを搭載し、こちらにはPCからエディット可能なキャビネットシミュレーターが搭載されます。

これによって無機質になりがちなラインのサウンドもアンプライクなロックサウンドに。

現代的なドライブサウンドや激しく暴れまわるようなサウンドが好きな方にはぜひ試してもらいたいペダルですね。


BOSS / BB-1X Bass Driver

世界で最も高貴なエフェクターメーカーの1つ、ボスから発売されているのがこちら。

Bass Driverって言っちゃっていいんだ、って感じですけど用途的にも競合になっています。

コントロールはシンプルで、2バンドのEQとドライブ、ブレンド、レベルのみ。

シンプルだからこそ、メーカー側の意図が強く出るデザインだと思います。

スッキリとしたサウンドですがドライブには旨みがぎっしりと詰まっており、ベーシストが美味しく感じるポイントを的確についています。

ドライブを上げると、またブレンドをドライブよりすると音が引っ込まず逆にグッと前に出るようなプッシュ感が特徴的ですね。

ベース用のペダルにおいて、しかも常にオンとして使うことが前提とされるプリアンプとしてはドライブは神経質なポイントですが、この点を上手くコントロールして低域に不足を感じさせないデザイン能力はさすがといったところ。

PAに直接信号を送れるバランスアウトも備えており、こちらのサウンドは多くのプロエンジニア、ベーシストの意見を取り入れてチューンアップされています。

ロック、ポップス、メタル、ジャンルを問わずあらゆるアンサンブルに対応し得る1台です。


まとめ

ベース用プリアンプは以前では考えられないほどに非常に多くのバリエーションがあり、逆に選ぶのが難しくもあるかもしれません。

こちらで紹介したいくつかのペダルはどれもがプロベーシストからの評価が高く、また私自身も実際に触ってそのクオリティの高さを実感したものばかりです。

正直5つにまとめるのは苦労がありましたので、以下にこれもおすすめ、というペダルを掲載します。

よろしければご覧ください。

ちなみにGIBでは中古品をメインにエフェクターの取り扱いもあるので、よかったら見てみてください!

GIBエフェクター在庫一覧






 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でGeek IN Boxをフォローしよう!