試奏で弾くべきかっこいいフレーズ特集

みなさんは楽器を試奏する際にどんなことを意識しますか?楽器屋さんで試奏している人ってみなさん上手いですよね。上手くなくちゃ試奏しちゃいけないのかな、と思いがちですが、試奏は楽器のキャラクターを掴む大切な機会です。以下の項目に当てはまる悩みをお持ちの方は是非参考にしてみてください。

☆ どんなフレーズを弾いたらいいのか分からない
☆音の違いがわからない
☆恥ずかしいから頼めない

今回は試奏の時に迷わないフレーズ特集です。積極的にいろいろなベースを試奏して、サウンドの違いを体感しましょう!

Contents

◎どんなフレーズを弾いたらいいのかわからない

一番多い悩みだと思います。弾き始めて何年も経っていたらたくさん曲やフレーズを知っているかも知れませんが、はじめたばかりの人は悩んでしまいますよね。今日から実践できるオススメのフレーズを紹介していきたいと思います。

○いつも練習しているフレーズ

普段から聞きなれたフレーズには耳も慣れているので、サウンドの違いを実感しやすいです。現在練習を取り組んでいる曲があれば、その曲を弾いてみましょう。普段との違いに気づくはずです。練習している曲がない、という方にはオススメのフレーズをご紹介しますのでご安心ください。

○スケールフレーズ

いきなりスケールなんて言われると身構えてしまいますが、例えば「Cのメジャースケール」は「ドレミファソラシド」です。スケールは形さえ覚えてしまえば応用できますので、この機会に覚えてしまいましょう!そして普段弾き慣れているフレーズであればベースを持ち替えた時にその違いに気づくはずです。良い運指の練習にもなるので、ステップアップにも最適です。

ただ、それだけでは面白味に欠けますので、ドミ・レファ・ミソ・ファラと2度の音を抜いたフレーズにすると実際の楽曲で使われるような音楽的なフレーズになります。また、スケールは手軽に弦移動のフレーズが弾けますので、各弦での弾き心地やサウンドを体感することができるんです。

かの偉大なべーシスト、ジャコ・パストリアス「練習を練習だと気づかれないようにしなければならない。練習も音楽的でなければ意味がないんだ」と言っています。あなたもこれで周りのべーシストに差をつけましょう!

○オクターブフレーズ

スケールフレーズの次にオススメなのがオクターブフレーズです。ルート(コードのなかで一番低い音)とその1オクターブ上の音を交互に弾くことをオクターブフレーズと言います。3弦の3フレットと1弦の5フレットなどですね。オクターブフレーズはスラップなどでもよく使われるフレーズですが、このフレーズを使ってベースの音量バランスが確認できます。

ベースやセッティングによっては各弦で音量に差があることがありますが、オクターブフレーズなどの弦飛びフレーズは音量差を確認するのに最適です。指弾き・ピック弾き・スラップどんな弾き方でも大丈夫です。

○同音異弦

最後に確認しておきたいのが、同じ音を違う弦で鳴らした時の差です。先程のオクターブフレーズと似ていますが、ベースという楽器は同じ音でも異なる弦で鳴らした時の響きが変わります。例えば、チューニングの時などに、4弦5フレットと3弦の解放弦の音は同じA(ラ)の音ですが、若干鳴り方が違いますよね。

同じ音を色々なポジションで弾くことで、そのベースが持っているサウンドの特徴が掴めます。Cメジャースケールフレーズでいうと、3弦3フレットから弾くメジャースケールと4弦の8フレットから弾くメジャースケールは同じ音を使います。しかし、鳴っている音は同じなのに響きが変わって聞こえるんですね。音がボワボワしたり、引き締まった音だったりするので、そこをチェックしましょう。

◎音の違いが分からない

試奏の時にはその楽器店においてあるアンプを使うことになります。アンプによって音の傾向は変わりますが、押さえておきたいポイントはコチラ!

○アンプのセッティングはフラット

まずはそのベースの持っている音がどんなものなのかを判断します。どうしても苦手なアンプもあるかと思いますが、ベースのついでにアンプのキャラクターも試奏する感覚で演奏すれば一石二鳥です。

ある程度ベースとアンプの特徴が掴めたらアンプをそのベースのキャラクターに合ったセッティングに変えてみましょう!この時に確認しておきたいのがベースのキャラクターと操作性です。ピックアップが2つついたジャズベースタイプであれば、フロント(前側)ピックアップのみ、リア(後ろ側)ピックアップのみ、トーンを絞った音などを確認しておきましょう。

この時も同じフレーズの方が違いがわかるので、なるべく同じフレーズを弾くことがポイントです。思い浮かばなければ解放弦だけ弾くのもアリです。試奏は腕前を披露する場所ではなく、楽器の特徴を掴む場ですので、周りなど気にせずベースに集中しましょう。

○今使っているベースを持っていく

これは試奏の時に重要なポイントです。普段から使っているベースと比較するとその違いが明確にわかります。「気になっているベースを試奏しにいくぞ!」という時は、ご自分のベースも持っていくことをオススメします。

◎恥ずかしいから頼めない

もちろん、はじめてベースを買う方はまだ練習もしていないし、弾ける曲もフレーズもないのが当たり前です。でも買う前にどんな音が出るのか確認したい。そんな時は店員さんに弾いてもらいましょう。

○店員さんに弾いてもらう

楽器店の店員さんたちは大半が楽器経験者です。ベース担当の店員さんに「どんな音なのか聞きたいので弾いていただけませんか」とお願いすれば快く引き受けてくれます。

この時に自分の好きなべーシストやバンドなどを伝えると、店員さんに好みの音が伝わりやすいのでオススメです。どんな音が鳴っているのか、弾きやすそうなのかどうか、というのを確認しましょう。

◎最後に

試奏をする時は「お店に楽器を貸してもらっている」ということを忘れないようにしましょう。乱暴に扱ったり、大きな音で延々と試奏をして他の人に迷惑をかけないよう気を付けましょう。

試奏が終わったら必ず御礼を言って、感想を言うと丁寧です。感想は正直に「○○が気になりました」といったことや、「こういう音のベースを探している」といったことを伝えましょう。

弾いてみたら好みじゃなかった、ということもあると思います。楽器は弾いて音を出してみないとわからないことが多いものですので、欲しいベースがあるときには試奏させてもらいましょう。今回紹介させていただいたフレーズを是非試してみてくださいね。

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