こんばんは、嵯峨駿介です。
24フレットって、邪魔だと思ったことありません?
そんなに使わないし、スラップしづらいし、いらない!
ということで、フレットを引っこ抜くリペアがありました。
元々はフィンガーランプを作ってほしい、というリペアでしたが、
「24フレットもいらないんですよねー嵯峨さんこれ抜いたりできませんか?」
との事で、抜かせて頂きました(笑)
フレットって抜けないようにかえしがついてるので、それで指板がめくれないように慎重に抜きます。
多少めくれてしまうのですが。
その後形状をスロープ状に整えて、研磨、オイル・・・
こうなりました。
低音弦側の方は高音弦側よりも広いクリアランスを設けた方が演奏性がいいので、均一には削っていません。
当初のご依頼だったフィンガーランプはウェンジで製作。
少しだけ黒いステインで染色しています。
写真で見ると気持ち悪い感じですが、本当はもっとシルキーな茶色なんです。
ということで完成。
21フレットにする事でよりオープンなサウンドになり、スラップのサウンドもより弾けたニュアンスになります。
ちなみに工賃は弦振動のセットアップ、フィンガーランプ作成、フレット抜き、指板エンドのスロープ加工で13500円。
スロープ加工がなければもう少し安くなります。
フレット数がサウンドに与える影響は大きく、21フレットには21フレットの、24フレットには24フレットのサウンドがあります。
なのでサウンド面を考慮してフレット数を減らすリペアは非常に有用です。
どうですか?盲点じゃないですか?
御依頼、お待ちしております。
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