これからベースを始められる方にとって最初の一本は凄く大切だと思います。現代において音楽ジャンルは多様化し、各メーカーからそれらに対応出来るバリエーション豊かな初心者向けベースが登場しています。
今回は応用も利く初心者向けベースを2本紹介します!
- 1.YAMAHA:BB234
- 仕様
- ・試奏した感想
- ・音色
- 2.SQUIER:Affinity Jazz Bass V
- 仕様
- 試奏した感想
- 音色
- まとめ
1.YAMAHA:BB234
【仕様】
・4弦エレキベース(PJタイプ)
・ボディ:アルダー
・ネック:メイプル
・指板:ローズウッド
・指板アール:250R
・フレット数:21フレット
・ボディ/ネック構造:ボルトオン
・スケール:863.6mm
・ブリッジ:ビンテージスタイル
・ピックアップ:YGD V3 P/J(セラミック)
・コントロール:フロントPUボリューム、リアPUボリューム、マスタートーン
・カラー:ラズベリーレッド(RBR)、ブラック(BL)、ビンテージホワイト(VW)、イエローナチュラルサテン(YNS)
参考価格:¥36,550(税抜)
YAMAHAのBBシリーズは発売40周年を迎え、BBらしい個性的なルックスを継承しながらもこの度リューアルしました。
【試奏した感想】
エントリーモデルながらこの値段で驚くほど高いポテンシャルを感じるベースです。まずネックはジャズベとプレべの中間の太さで、フェンダーライクな弾き心地のためどのポジションも弾きやすく、またマットな手触りなためサラサラとして引っ掛かりを感じません。
一般的なフェンダースタイルのベースは20フレットが多い中、このYAMAHA BBは21フレットを採用。音階的にこの1フレットの差は大きく、ベースを始める段階から音域の広いアプローチが可能であることはプラスになることは間違いなありません! 前モデルではトグルスイッチで使用するピックアップを三択で選ぶのみでしたが、リューアル後のこちらは2ボリューム+マスタートーンに変更されています。ジャズベースと同じように2つのピックアップの音をブレンドでき、より細やかな音作りが可能です。
伝統を大事にしながらも現代的なプレイヤー、音楽に合わせて仕様をアップデートしていくYAMAHAの方針がよくわかる仕様変化ですね。
【音色】
PJの場合はフロントのPタイプのスプリットコイルの太さがリアのシングルコイルピックアップを加えることによって削られてしまい、何とも言えない中途半端なサウンドになってしまうイメージがありますが、BBのサウンドはPJのお手本と言える、ハムバッカーの肉厚さとシングルコイルのソリッドさが見事に融合した元気の良さが特徴的!
PJは楽器のデザインとして成立させるのにはハードルが高いものですが、YAMAHAのBBの場合はプレべとジャズベのサウンドが純粋な足し算になっていて、その結果太さと歯切れの良さが合わさった唯一無二のサウンドとなっています。
またボリューム操作でプレべ、ジャズベ単独の音色も設定でき、どんなジャンルにでも対応出来ます。そしてサウンドキャラクターとしてはシルキーさ(光沢感)を感じます。強くピッキングしたり、スライドをすると独特の甘さを感じることができ、YAMAHA BBの特徴と言えます。
ジャズベースが演奏性とサウンドレンジの広さから初心者向けに推奨されているなら、YAMAHA BBシリーズはそれらを網羅しサウンドバリエーションと広い音域を兼ね備えたハイパフォーマンスなベースと言えます。実践的に長く使えるベースを買うなら、YAMAHA BB234は非常にオススメです。

2.SQUIER:Affinity Jazz Bass V
【仕様】
・5弦エレキベース(ジャズベース)
・ボディ:アルダー
・ネック:メイプル
・指板:ローズウッド
・フレット数:20フレット
・ブリッジ:スタンダードタイプ
・ピックアップ:シングルコイルx2
・コントロール:2ボリューム、1トーン
・カラー:ブラウンサンバースト、ブラック
参考価格:¥28,000(税抜)
SQUIERはFENDER直系のオーソドックスなスペックを持ちつつ高いコストパフォーマンスを実現するブランドです。
【試奏した感想】
5弦ベースを身近に感じる、最初の5弦ベースにピッタリの1本。通常の4弦ジャズベースがそのまま5弦ベースになったイメージでネックはトラッドなCシェイプ、マットな質感で4弦ベースに慣れている人でも握りやすい印象です。
また一般的な5弦ベースの多くはLow-B弦を鳴らすためアクティブ仕様ですが、本ベースはパッシブ仕様です。5弦ベースを演奏すること以前にアクティブタイプの機材を使いこなすところに苦労しているプレイヤーが多いと思うので、シンプルに扱えるこのベースは初心者にはうってつけでしょう。
【音色】
フェンダーらしい素直なジャズベサウンドです。Low-B弦もある程度のクオリティが確保され、ジャズベースの特徴であるレンジの広さからどのポジションでもバランスよく発音します。歯切れの良さ、ゴツっとしたアタックがジャズベースらしく、低音弦でリフを弾いても輪郭がしっかり見えるので頼もしいです。
懸念点があるとすれば5弦を強く弾いた時、カチッとしたアタック音が飛び出たような暴れ感があること。これは本ベースの5弦のテンションが緩めなことと、パッシブ仕様であることが原因と思われます。しかし弦高の調整や弦のゲージを太くする、コンプを掛けるなどで容易に改善できるようにも感じました。むしろピッキングがダイレクトに出音に反映されると言う点においては、上達のヒントになるので必ずしもマイナスポイントだと捉えなくていいと思います。
近年の音楽シーンは5弦ベースが積極的に活用されてきているので、最初から5弦ベースというのもおかしな事ではないです。この価格でここまで作りがしっかりした5弦ベースは一昔前では考えられず、気軽に5弦ベースを試したいという方にこのベースは非常にオススメです。
まとめ
以上となりますが、いかがでしょうか?様々な音楽ジャンルがある中で、最初に手にするベースもいろいろなタイプがあっていいと思います。これからベースを始める方は分からないなりに、実際に触れてみて感触を確かめてみましょう。
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