ファンクサウンドにマスト! ベース用オートワウの概要や使い方、おすすめモデル3選

ファンキーな音楽でベースの音が「ワウワウ」「ミョンミョン」「ビョンビョン」というかわった音を出している時、ありませんか?

それはオートワウというエフェクターによる効果かもしれません。

オートワウは飛び道具に見えて(聴こえて)実は様々な音楽で使用されている、ベーシストにとっては最もポピュラーなエフェクターの1つです。

今回はベース用のオートワウ / エンヴェロープフィルターペダルについて、その概要や使い方、おすすめモデルについて紹介します。

エフェクターのオートワウ / エンヴェロープフィルターとは何か?


ギタリストの定番エフェクターとして、可変ペダルの踏み加減で「ワウワウ」音をコントロールする「ワウペダル」があります。

オートワウはそのワウ効果を、ペダル操作なく文字通り自動(オート)で作るエフェクターです。

楽器からの入力の強弱に反応してワウがかかる仕組みになっていて、「エンべロープフィルター」「タッチワウ」と呼ばれることもあります。

ワウペダルだと踏み込み操作の慣れと練習が必要ですが、オートワウなら自動でワウをかけてくれるので練習はあまり必要ありません。

オートワウの音作りについて


オートワウのコントロールは少々独特なので、こちらではその代表的なコントロールについて解説します。

センシティヴィティ(SENSなど)

これはどれくらいの入力レベルに対してワウをかけ始めるか、というコントロールです。

スラップと指弾きでは入力レベルや求めるサウンドが異なると思うので、使用シーンを想定して調整しましょう。

Q

ワウをかける周波数帯のコントロールです。

この周波数帯のチョイスによって、低域の抜け感や派手さがコントロールできるので、実際に様々な奏法を試しながらセッティングしましょう。

DECAY

サウンドが変化する時間のコントロールです。

つまり、ワウ なのか ワ ウ なのかってこと(ワからウにかわる時間、ということですね。)

UP, DOWN

これはフィルターの動き方を調整するコントロールです。

ワウワウとしたサウンドならUP、ゲロゲロとしたサウンドならDOWN!

一般的にはUPが多く使われますが、例えばブーツィーコリンズはDOWNタイプのオートワウサウンドを好んでいるようです。

文字で伝えるのが難しいのですが、WOWOWの発音がUPで、下呂温泉の下呂部分の発音がDOWNです。

ファンキーなサウンドが好きなベーシストにおすすめのオートワウ

MXR / M82 Bass Envelope Filter

MXRではいくつかのオートワウをリリースしていますが、現行品のベース用オートワウであり、非常に高い人気の定番モデルがMXRのM82です。

「SENS.」「Q」「DECAY」と比較的細かな点まで調整が出来るのが特徴的です。

また原音とエフェクト音を個別にレベリ調整して出力できるため、原音を大きくした芯のあるサウンドから、エフェクト音を大きくとった派手なサウンドまでサウンドの幅は広いです。

ELECTRO-HARMONIX / Micro Q-Tron -Envelope Filter-

伝説的なオートワウ、MU-TRONをモチーフにした定番オートワウがこちら。

比較的シンプルなコントロールではありますが、簡単にファンクサウンドを作れるのでフィルター系初心者の方にも扱いやすいのではないでしょうか。

ローパス、バンドパス、ハイパスの3種類のフィルターを搭載しており、志向するサウンドに合わせて簡単にキャラクターをチョイスできます。

ただし、ベーシストであれば基本的にはローパスを選択しなければ低域が抜けてしまうので注意してください。

ユニークながらも、ファンキーなベースラインに使用しやすいサウンドに加え、スイートスポットが見つけやすいシンプルなコントロール。

コスパも高く、非常におすすめのモデルです。

MOOER / Sweeper

コンパクトかつ低価格なペダルを提供し近年注目を集めるムーアのベース用オートワウがこちら。

このペダルの面白いポイントは、クリーンとファズモードを切り替えられること。

ファズモードではワウ効果にレトロな歪みが足されて非常に面白いサウンドが得られます。

各ツマミの効きも良く、コンパクトながらかなり幅広いサウンドが作れる印象です。

まとめ


今回はベース用オートワウ / フィルター系エフェクターについて見てきました。

飛び道具に見せかけて、意外と音楽のベーシックな所に使われているニクい存在のフィルター系エフェクト。

ファンキーなサウンドをゲットしたい方はぜひ一度お試しください。

 

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