突然ですが、モジュレーション系エフェクターとはどんなエフェクターか、知ってますか?
空間系とごちゃごちゃになりがちですが、モジュレーション系エフェクターは電気の力で音に揺れやうねりを加えるタイプのものです。
電気的に揺れやうねりを加えるために、低周波発信回路(LFO)が使われます。
人間の耳では聞き取れない低い周波数(10Hz未満)の信号をt栗、その信号で別の回路をコントロールすることでエフェクトを生み出します。
モジュレーション系エフェクターにも様々な種類がありますが、これらは何を揺らすかによって、区別されます。
・音量を変化させる
音量が小さくなったり大きくなったり、つまりこれは トレモロ ですね。
・位相を変化させる
位相をずらした上に原音を重ねる事で、音が回転しているように聞こえます。
これはフェイザーですね。
・ディレイタイムを変化させる
ディレイタイムをずらした上に原音を重ねることで、複数のギターで演奏しているように聞こえます。
ディレイタイムを可変させると、音程も可変します。
つまりこれは、コーラスやフランジャーですね。
この回路の要になるのが、 LFO と呼ばれる回路です。
上に出てきた、「音量を変化させる回路」「位相をずらす回路」「ディレイタイムを変える回路」はLFOによってコントロールされています。
ちなみにこれらの中で、ベースの役割として致命的なので位相をずらす回路、つまりフェイザーです。
これって通常の状態と音痩せした状態を繰り返させるようなもので、存在感がバッキリといなくなります。
(昔、モディファイされたエレハモのSMALL STONEを手に入れて嬉々としてリハに持っていったら、踏んだ瞬間音が消えるという現象に見舞われて泣いた思い出があります)
なので、ベーシストは気をつけましょう。
実際の仕組みが少しでもわかるとまた選び方や使い方も変わりますよね。
ちなみに、モジュレーション系エフェクトの原型と呼ばれているのが、ロータリースピーカーです。
これは、スピーカー自体を回転させることで音量変化とドップラー効果を与えるユニットです。
オルガンのスピーカーとして使われていました。
ちなみに、JamiroquaiのこのPVの中にも出現します。
まとめ
トレモロは音量を変化させるエフェクター
フェイザーは位相を変化させるエフェクター
コーラスは音程を変化させるエフェクター
ということで!それでは!
最新情報をお届けします
Twitter でGeek IN Boxをフォローしよう!
Follow @Geek_IN_Box