5弦ベースを世界で初めて作った人は誰?レオ・フェンダーとフェンダー・ベースVの歴史

音楽の世界で「5弦ベース」は、今や多くのベーシストにとって欠かせない存在です。でも、この5弦ベースを世界で初めて作った人は誰なのか、気になりませんか?その答えは、アメリカの楽器メーカー「フェンダー(Fender)」の創設者、レオ・フェンダー(Leo Fender)にたどり着きます。

この記事では、5弦ベースの起源と、レオ・フェンダーが生み出した革新的な楽器「フェンダー・ベースV」のストーリーを紹介します。

5弦ベースの誕生:フェンダー・ベースVとは?

5弦ベースが初めて世に登場したのは、1965年のこと。フェンダーが発売した「フェンダー・ベースV(Fender Bass V)」がその歴史の幕開けです。このモデルは、従来の4弦ベース(E-A-D-G)に高音域の「High-C」弦を加えた5弦仕様(E-A-D-G-C)で設計されました。これにより、ベーシストはより幅広い音域を演奏できるようになり、特にジャズやフュージョン系の音楽で重宝されるようになります。

フェンダー・ベースVは、当時の楽器業界に新しい風を吹き込んだ存在です。レオ・フェンダーの革新的な発想が詰まったこの5弦ベースは、現代の5弦モデルの原型とも言えるでしょう。

レオ・フェンダー:5弦ベースの生みの親

5弦ベースの開発に大きく関わったのが、フェンダー社の創業者であるレオ・フェンダーです。彼はエレクトリックベースそのものを普及させた天才としても知られ、1951年に「プレシジョンベース」を発表して以来、ベース業界に革命を起こしてきました。

そんなレオが、次なる挑戦として生み出したのが5弦ベースだったのです。

ただし、フェンダー・ベースVが発売された1965年当時、レオ・フェンダーは既にフェンダー社をCBSに売却していました。

それでも、このプロジェクトは彼の在籍中に進められたもので、レオのアイデアと影響が色濃く反映されています。チームと共に新しい音域の可能性を追求した結果、世界初の商用5弦ベースが誕生したのです。

5弦ベースの歴史的背景とその影響

実は、5弦のアイデア自体はエレクトリックベース以前から存在していました。例えば、クラシック音楽で使われるコントラバスには5弦の変種があり、低音域を拡張する試みが行われていました。

しかし、現代的なエレクトリックベースとして5弦モデルを市場に送り出したのは、レオ・フェンダーとフェンダー社が初めてです。

フェンダー・ベースVはその後、商業的には大成功とは言えなかったものの、後の5弦ベースブームの礎を築きました。1980年代以降、IbanezやMusic Manといったブランドが5弦ベースをさらに進化させ、今日ではメタルやプログレなど多様なジャンルで愛用されています。

5弦ベースの起源はレオ・フェンダーにあり

「5弦ベースを世界で初めて作った人」は誰か?その答えは、レオ・フェンダーです。

 

彼が率いるフェンダー社が1965年に発表したフェンダー・ベースVは、音楽史に新しいページを刻みました。

もしあなたが5弦ベースの音色に魅了されているなら、そのルーツをたどるとレオ・フェンダーの情熱と革新にぶつかるはずです。

5弦ベースに興味があるなら、ぜひフェンダー・ベースVの歴史をチェックしてみてください。レオ・フェンダーの遺産は、今も多くのベーシストにインスピレーションを与え続けています。

(引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9V)

 

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