こんにちは、嵯峨駿介です。
初雪で最低気温1度の横浜ですが、こんな日にもリペアの依頼をくれて、持ってきてくれる方がいます。
ありがたさしかありません。
YAMAHAの古いFG-301のレフティモデル。
某オークションで買ったものの、ロッド限界の弦高高め、ピッチのずれ大きめで何とかしてほしい、との依頼でした。
見たところネックは問題のないところまで調整できているからギリギリOK。
この季節でこれ以上順反ってくるとまずいので、オレンジオイルでのメンテナンスや部屋の湿度を上げるなどの工夫を出来たらベターですね。
問題だったのはブリッジサドル。
このサドルが高すぎて弦高が高く、また溝が切られていないので弦が固定されず精神衛生上も微妙。
弦高が高いことによってオクターブピッチも悪く、今までは5フレット以下限定で使っていたんだそうです。
このブリッジに溝を入れて各弦のバランスを調整、その後底面をフラットに削って弦高を調整します。
これは1行で書くのはためらわれる、何度も弦を張り直して時間をかけてやる作業です。
依頼者の方に何度か確認してもらいながらOKをもらい、フィニッシュ。
一昔前のギターですが、まだまだ現役。
ちゃんとセットアップすれば十分に使えるギターってたくさんあります。
眠ってるギター、蘇らせてみませんか?
それではまた。
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