GIBの嵯峨(@SAxGA)です!
最近5弦ベースの人気が大変高く、「憧れているベーシストが5弦ベースを弾いている」「弾きたい曲が5弦ベースでなければ対応できない」等の理由で1本目、もしくは2本目といった初心者のうちに5弦ベースを購入することを検討する方も増えていると思います。
でも5弦ベースって構造的に実用性を持って安価に作るのが難しいし、種類も4弦に比べて少ないので選ぶのが難しいのでは?
今回は5弦ベースをたくさん買い、たくさん失敗してきた僕が初心者ベーシストのために選び方やおすすめのモデルを紹介しようと思います!
初心者は5弦ベースを買うべきではない?

よくフォーラムで見られるのが「4弦ベースも弾けない人が5弦を買うべきではない」という意見。
これには僕は反対です。なぜなら5弦を最初から使う演奏上のデメリットがないから。
ネックが大きい分とり回しは大変かもしれませんが、それを言ったらウッドベースなんて一生始められないし、弦が多い分ミュートなんかも大変かもしれませんがそれを言ったらギターなんて何十年後に始められる?
そんなことを理由にして”5弦を選ばない”というネガティブな選択をするべきではありません。
5弦ベースを使うメリット

5弦ベースを使うことに大きなメリットがあることは、現在スタジオミュージシャンやバンドマンなどがこぞって5弦ベースを手に取っていることが示しています。
そのメリットの1つはチューニングを変えずともE♭などのキーに対応できること。
4弦ベースの場合は2弦の1フレット、3弦の6フレットなどがE♭の最低音になりますが、そのポジションでならした音はベースらしくサウンドしないことも多くあります。
その点をローB弦を持つ5弦ベースであれば低い方でサウンドさせられます。
単純に音域が広い、ということですね。

次に挙げたいメリットが、左手のポジションを大きく動かさずとも広い音域にアクセス出来るという点。
5弦があることで、当然弦1本分の音域が指板に多く生まれています。
このポイントは初見の楽譜や少ないリハーサルで演奏をしなければならない、つまり瞬発力を持って演奏をする必要があるスタジオミュージシャン達にとって大きなメリットです。
5弦ベースのデメリット

5弦ベースのデメリットとして挙げられるのは4弦ベースに比べて高価であること。
ペグは1つ増え、ネックは指板の質量は大きくなり、ピックアップやブリッジは専用のデザインのものを使う必要があります。
また、バリエーションが少ないのも5弦ベースのデメリットの1つです。5弦ベースがポピュラーになりつつあるとはいえ、まだまだマイノリティーな存在。

4弦に比べるとバリエーションは劣り、また当然ながらリプレイスメント用のパーツもまだまだバリエーションがありません。とはいえ、この点が5弦ベースを選ばない理由になるとは僕には思えません。
5弦ベースを使いたければまずは使ってみるべき。
おすすめの5弦ベースを以下で紹介します!
おすすめの5弦ベース”5選”
ここでは安価なものから高価なものまで、あらゆる5弦ベースを試して実際に購入し、GIBでの販売経験も重ねた僕が初心者におすすめしたい5弦ベースを紹介します。
Woofy Basses

ベース専門店Geek IN Boxのオリジナルブランド。
自身がメーカーになることで関わる会社を減らし、圧倒的なコストパフォーマンスを発揮。
弦振動周りは専門の職人がハイエンドベースと変わらない姿勢で調整。
さらに、電気周りはBelden、Switchcraft、Kesterといった一流パーツで日本の職人が組み込み。
価格は29700円からです。
HEX Guitars

HEX Guitarsは韓国を拠点として、エントリーからミドルクラスにかけての価格帯の製品を得意とするブランドです。
彼らはインドネシアに自社工場を持ち、自らが製造を行います。その点が一般的なOEMでの製造を行うブランドとの違いになっています。
他社の工場に任せず、ボス自らが現場に入るほど熱量があるからこそ、価格からは想像ができないほどに高いクオリティでのギター製造を行っています。

HEX Guitars / B305 Black (59400円)

HEX Guitars / B365 Tranceparent Brown Burst (69300円)

HEX Guitars / NB505 Ivory (82500円)
Sire

Sire(サイアー)はマーカスミラーが監修したベースをリリースしたブランドとして一躍有名になりました。
彼らが製造するギター・ベースのクオリティは非常に高く、マーカスファン以外からも高く支持されています。

Sire / V5R Alder-5 NT (100980円)

Sire / V5R Alder-5 TS(100980円)
Sadowsky

Sadowsky(サドウスキー)はMarcus Miller、Will Leeといった一流ミュージシャンを顧客にもつNYのハイブランドです。
Metro Expressは販売価格を抑えながらも高いクオリティは維持されており、同価格帯では非常にユニークな存在感のある製品です。
Metroline Expressシリーズが出た当初はSadowskyロゴではなかったのですが、無事変更になりました。


Markbass

現在世界で最も人気のあるベースアンプブランドの1つであるMarkbass。
彼らが優れたベースアンプメーカーであることは周知の事実ですが、優れたギターブランドでもあります。
初心者の方におすすめしたいのは、価格を抑えながらも優れたクオリティを実現するGLOXYシリーズ。
高い品質を保ちながら、価格は20万円以下に抑えられています。



まとめ
今回の記事で紹介した5弦ベースはいずれもコストパフォーマンスの高さを重視して選びました。
一昔前では考えられないほどに安価で素晴らしいクオリティを持つ5弦ベースが手に入る今、もしも必要だと考えているなら絶対に試してもらいたいですね。
しかし、いずれの商品も安価なためにちゃんとした調整が行われて出荷される可能性は低いです。
もしもそんな時には、ぜひGIBまでご連絡ください。僕たちは5弦ベース、6弦ベースのセットアップを非常に得意としています。
GIBでは5弦ベースの中古商品も扱っているので、よろしければ覗いてみてください!
















