ギタリストやベーシストが敬愛して止まない「Xotic」のエフェクター。
「BB Preamp」などに代表される太く粘りのあるサウンドに使っている方はもちろん試奏などをされたことがある方は夢中になったのではないでしょうか。
そんな「Xotic」のエフェクターですが、実は種類がたくさんあります。
どれを使えばいいの?と迷っている方に向けて、本記事では全部の種類を紹介いたします。
購入される際の参考にしてみてくださいね。
ブースター
ブースターと一口に言っても、ゲインを上げて深い歪みを得るためのものや単純のボリュームアップのためのものなど、その実細かな分類がなされています。
ギタリストの細かな要望にこたえるためにエキゾチックでは複数の種類のブースターをラインナップしています。
Super Clean Booster
コンパクトな形状ながらハイエンドバッファー機能とブースター機能を備えた優れものです。
エフェクター側面に付いたEQ(High/High Mid/Low Mid/Low)の調整により、ギター本体の音を損なうことなく欲しいレンジの音を前に押し出します。
Super Sweet Booster
ブースター、オーバードライブ、2つの役割に対応可能なエフェクター。
MaxonのTube Screamerなどにも使用されている歪み基盤である「JRC4588」を使用し、ハイゲインなセッティングにも対応します。
最大で+20DBのブーストが可能なため、ギターソロなどでがっつり音を前に押し出せます。
EP Booster
ジミー・ペイジやヴァンヘイレンなどが愛用していたエコープレックスのサウンドを取り入れています。
マイルドで太いニュアンスはそれ自体が素晴らしいクオリティを持ち、プリアンプ的にかけっぱなしにする方も少なくありません。
AC Booster
ギター本体の音を完全に活かしたい人におすすめのエフェクター。
オーバードライブとしても使用できるブースターです。
ボリューム、ゲイン、ベース、トレブルの4つのノブによりギター本体のコード感を崩さずに幅広いゲインコントロールができます。
こちらは生産終了品で、V2として再生産になる予定です。
RC BOOSTER V2
クランチからドライブ、ドライブからソロ用の歪みなど2段階でブーストを想定したエフェクターです。
名機「RC BOOSTER」をベースにしています。
±15dBの2バンドEQに加え、2つのゲインセッティングがフットスイッチで切り替え可能です。
BB Preamp
アンプの歪みを活かしつつ、音を前面に押し出したい方にオススメのエフェクター。
30dB+ のクリーンブーストに±15dBの2バンドEQ付きで、AC BOOSTERやRC BOOSTERよりも広範囲に音作りができます。
ファットなニュアンスが全面に出たアグレッシブなサウンドで、プリアンプ的に使うギタリストも多い印象です。
オーバードライブ
名機と呼ばれるギターアンプをよく研究した、上質なドライブサウンドがエキゾチックのオーバードライブの特徴です。
ブースター同様にいくつかの種類があるので、それぞれを紹介します。
BB Plus
名前の通りBB Preampをベースにした2チャンネル仕様のモデルで、1台で複数のサウンドを操りたいギタリストにおすすめです。
4つのノブで中音域の強い音が作れるChAに加えて、7つのノブできめ細やかなセッティングが出来るChBにを搭載。
1台でクリーンからハイゲインの歪み、歪み→ブースターなどの役割を果たします。
SL Drive
ジャズコーラスなどのアンプを使ってもマーシャル800などクラシックな歪みが欲しい方におすすめのエフェクター。
まるで本当にマーシャルのチューブアンプをドライブさせたかのようなサウンド。
アンプの音を損なわず、ギターのボリュームノブでクリーン〜歪みの調整が可能な非常にアンプライクなエフェクターです。
Soul Driven
深みのあるオーバードライブが欲しい方にオススメのエフェクター。
滑らかな歪み、豊かな倍音を提供してくれます。
Mid Boost機能によってサウンドにより豊かな押し出し感を付加することもできます。
汎用性の高いペダルだと言えますね。
ANDY TIMMONS BBP-AT
BB Preampをベースにしていますが、それよりも柔らかさを感じるウォームなサウンドが特徴的。
アンプで少し歪ませた状態からゲインブースターとして歪みの具合をアレンジするのに非常に有能です。
コンプレッサー
役割としては音を圧縮するのがコンプレッサーですが、実際のところはそれ自体と言うよりも、”コンプ感”をサウンドに付加する、音作りの一環として用いられます。
SP compressor
基本的には原音に忠実で、ナチュラルなコンプレッションが得られます。
ドライ・ブレンドノブ、ボリュームノブ(最大+15dBのブースト)の2つのノブによって様々な使い方が想定されます。
コンプレッサーをかけたサウンドをドライ音とミックスするのは昔からのレコーディング手法の1つですが、その点が取り入れられているのは現代のエフェクターならでは。
ベース用
エキゾチックはエフェクターだけではなく、ギターやベースの製造においても世界的に高く評価されています。
当然ながらベース用のエフェクトペダルも製造しており、それらのクオリティは上質で、ワーキングミュージシャン御用達。
X Blender
サウンドは良いけど音痩せが気になる、ギター用だから低域が足りない、などといった問題を解決するためのブレンダー。
センドリターンに取り込んだエフェクターのエフェクト音と原音を自在にミックスして芯のある音作りに貢献します。
EQによるさらに一歩進んだ音作りに対応し、ブーストも可能です。
エフェクターによってはオンにすると位相が反転してしまうものがありますが、X-Blenderは位相のコントロールも可能なので、位相の反転による問題にもスムースに対応可能です。
Bass BB Preamp
ベースをバンド内で埋もれさせずにはっきりと歪ませたい方にオススメのエフェクター。
ジャキっとしたアタッキーなニュアンスを持ちながらも、ベースらしい低域を失わないデザインは秀逸。
プリアンプとしてもオーバードライブとしても人気があります。
Bass RC Booster
通すだけでサウンドにパンチが出て、ハリのある音作りを得意とするプリアンプです。
ゲインを上げていくことで歪むことなく適度な音圧感が得られ、さらにEQによって一歩踏み込んだ音作りにも対応します。
その他
Xotic wah
コンパクトだけど本格的なワウを使用したい方にオススメのエフェクター。
側面に付いた4つのツマミ「Treble」「Bass」「WAH-Q」「BIAS」でワウの音色やかかり具合を細かく調整できます。
ジミー・ペイジなどに代表される60年代のサウンドをモチーフにしています。
robotalk 2
ファンキーなサウンドを作る、所謂オートワウ、エンヴェロープフィルターと呼ばれるエフェクターです。
ベーシストにも愛用者が多く、そのファンクサウンドは定評があります。
オートワウとしては珍しくAとBの2チャンネル仕様なので、曲ごとやベースごと、奏法ごとに異なるセッティングを得られます。
Voltage Doubler
9V DC電圧を15Vまたは18Vへと昇圧してくれる電圧コンバーターです。
まとめ
いかがでしたしょうか。
名機と言われるエフェクターが多いXOTIC。
本記事を参考に自分にぴったりのエフェクターを探してくださいね。
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