プレシジョンベースの生い立ち vol.2

こんばんは、嵯峨です。

 

以前書いたこちらの記事

 

プレシジョンベースの歴史

プレシジョンベースの生い立ち vol.1

 

今回は続き、vol.2です!

 

54年にプレシジョンベースに起こった変化とは、ずばり、

 

  • ボディにコンター加工が追加
  • 外周Rが大きく(丸っこくなりました)
  • 2TSのカラーが追加

 

まず、ボディのシェイプが大きくかわりました。

これらはより体にフィットさせ、弾きやすくさせるための加工です。

コンター加工とはボディトップの上腕が当たる部分やボディバックのお腹に当たる部分を削り込む加工で、外周Rとはボディの端っこの丸みです。

プレシジョンベースの歴史6

テレキャスターのように外周Rが角ばっているモデルよりもストラトキャスターのように外周Rが大きくついているモデルの方が上腕が痛くないですよね。

 

最初のプレシジョンベースはちょっと角をとったくらいの外周Rでしたが、より優しいシェイプに。

 

そしてカラー。

2TSとは、

 

2 tone sunburst

です。

名前の通り色を2色使ったサンバースト、という意味です。

プレシジョンベースの歴史7

 

ちなみに、3TSはどう思いますか?

 

想像通り、

 

3 tone sunburst

です。

2TSは黒と黄色でしたが、3TSはこれに赤が足されます。

なんとなく想像つきますよね。

 

ちなみにこのフェードさせる吹き方ですが、一色のまま吹き切る事も可能です。

プレシジョンベースの生い立ちvol2

 

最初にうすーく茶色っぽい色を吹いて、だんだん外側を幅広に色を濃くしていき、いい色になったら周りを黒に近いくらい潰していきます。

(これが嵯峨バースト)

 

この吹き方は逆の人もいますし、いろいろな吹き方があります。

 

話がそれてしまいました。

 

 

さらに、57年にはもっともっとかわります。

 

  • ヘッドがストラトタイプに
  • ボディがアルダーに
  • ピックガードの形状がかわり、素材はゴールドアノダイズドに
  • ピックアップはスプリットコイルに
  • 弦がブリッジの後方から張られる構造に

 

まず最初の

・ヘッドがストラトタイプに

 

これが

プレシジョンベースの歴史8

こう

プレシジョンベースの歴史9

 

なんか見慣れた形になりましたよね。

 

・ボディがアルダーに

 

安かったんですかね。

おそらくコスト面の問題だと思います。

 

 

・ピックガードの形状がかわり、素材はゴールドアノダイズドに

 

これが

プレシジョンベースの歴史a

 

こう

 

プレシジョンベースの歴史b

 

だんだんモダンになってきました。

ゴールドアノダイズドって、この金ぴかのピックガードです。

見た事ありますよね?

アルミを加工したものなんだそうです。

 

このピックガードもいいけど、オリジナルプレシジョンベースの方も渋かっこいいですよね。

 

このシェイプはプレベだけに似合うものではありません。

 

例えばG&LのL2000につけてみたり。

2012/ 5/ 2 18:07

 

こちらはプロベーシスト鈴木渉さんのもので、僕がデザインして作りました。

(すぐ違うのつけてましたけど。)

 

 

・ピックアップはスプリットコイルに

 

プレシジョンベースの歴史d

 

プレベといえばこれですね。

もはやこれがスタンダード。

シングルコイルからスプリットコイルになる事でサウンドはパワフルに、ノイズは少なくなりました。

 

そこらへんはこちらを。

 

ピックアップの配線方法による音の違い

 

・弦がブリッジの後方から張られる構造に

 

これもこちらの方がオリジナルですね。

これに伴って弦1本に1つのサドルがつきました。

より正確なイントネーションが得られます。

 

この57年のベースから、今、2016年までプレシジョンベースは基本的に全く変わっていません。

これってすごいと思いませんか?

 

ちなみにこの前年までのベースはオリジナルプレシジョンベース(OPB)なんて呼ばれます。

 

 

 

昨今ハイエンドベースが流行っていますが、改めてベース創世記を振り返るのもいいかもしれません。

 

back to basic

 

ということで。

それではまた。

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