使いこなせばライブで大活躍のベース用マルチエフェクターの使い方やおすすめモデル

「エフェクターを試したいけど何から始めていいか分からない」というベース初心者の方から、「一台で色々な現場に対応できるようにしたい」というプロの方まで、多くのユーザーにフィットしうるのがマルチエフェクターです。

今回はベーシストにおすすめのマルチエフェクターについて、使い方やおすすめ機種を詳しく紹介します。

マルチエフェクターとは?


マルチエフェクターは様々な種類のエフェクターが一台に内臓されているエフェクターのことを指します。

コンパクトエフェクターの場合は「オーバードライブ」「ディレイ」「オートワウ」など、欲しい種類ごとに揃えなければいけませんが、マルチエフェクターであればそれらのエフェクトを一台で使用することができます。

さらに、機種によってはそれらのエフェクトの接続順を入れかえられたり複数のエフェクトのオンオフを一瞬で行えたり、コンパクトにはない多くの機能を搭載します。

これらの点はマルチならではのメリットで、ライブに活用するミュージシャンがいることにも納得です。

マルチエフェクターのメリットを最大限に活用できるシチュエーション、使い方

マルチエフェクターも通常のエフェクターと同じように、電池やアダプターで電源を供給できます。

また、接続方法もコンパクトエフェクターと同じように、シールドケーブルを使用ベース→マルチエフェクター→アンプと繋いで使うのが基本です。

モデルによってはオーディオインターフェイスとしてPCに直接接続できたり、ミキサー向けにバランスアウト出力を行えたりするものもあります。

こちらではマルチエフェクターを有効活用できるシチュエーションを紹介します。

1. プリセットを活用する


マルチエフェクターは「プリセット」と呼ばれる、エフェクトやアンプモデリングの組み合わせによる定番サウンドが最初から何種類も入っていることがほとんどです。

例えば、90年代のフュージョンスラップ風のサウンドとしてコーラスやコンプレッサーを組み合わせたプリセット、00年代のジャズファンク風のフィルターをかけたサウンドとしてオートワウやドライブを組み合わせたプリセットなどは定番といっていいでしょう。

ですので今までエフェクターを触ったことがない、ジャンルに適した音が分からない、という方でも簡単に音を探してすぐに使えるというのは大きなメリットだと言えます。

また既に音作りに慣れている方であれば、好みのプリセットをベースにしてカスタムする使い方もおすすめです。

2. 音作りの比較・勉強になる


マルチエフェクターに入っているエフェクトやアンプモデリングは、有名なエフェクターやアンプの音と操作系をシュミレートしたものが多いです。

興味のある機材を一台一台全て実機で試すのは大変ですが、マルチエフェクターが一台あれば「このエフェクターはこんな効果があるのか」と気軽に音作りの勉強ができます。

また前述のプリセットの中には特定のジャンル、ベーシスト、楽曲をイメージしたものもあり「あの音はこの機材の組み合わせで作られているのか」と、今後コンパクトエフェクターを使う際の参考情報も得ることができます。

初めてのエフェクターとして、勉強のためや知識を深めるためにもマルチエフェクターはおすすめである、ということです。

3. 録音や練習にも最適


マルチエフェクターはミキサー向けのラインアウトやPC向けのラインアウト端子、ヘッドホン端子を搭載していることも多く、簡単に練習やレコーディングができます。

単なるエフェクターとしてのみならず、楽屋や自室での練習、録音の際にも心強い味方になってくれるのがマルチエフェクターです。

ベースにおすすめのマルチエフェクター

ZOOMBOSSTECH21という有名なブランドから発売されているマルチエフェクターから、定番としておすすめしたいモデルを紹介します。

ZOOM / MS-60B

コンパクト、低価格、多機能で、近年のマルチエフェクター界の大きなトピックとなっているZOOMのMSシリーズ。

こちらは赤い筐体が目を引くベース用のモデルです。

最大の特徴はBOSSコンパクト程度の小ささに、ベースに特化した52種類のエフェクト+6種類のアンプモデルを内臓していること。

これらのエフェクトを最大で同時に4つ好きな接続順で使用することができ、作成した組み合わせを最大50までメモリー可能です。

ライブ中にも見やすい視認性の高いディスプレイと、シンプルなコントロール類で、コンパクトエフェクターのような手軽さでありながら幅広い音作りができます。

さらに単三電池2本でも駆動が可能と徹底的にユーザビリティを追及したプロダクトで、プロミュージシャンにも愛用者が増えているほど。

ZOOM MS-60Bについてはこちらでも解説しているのでよろしければご覧ください。

【レビュー】ZOOM MS-60B レビュー 機能や価格、そして欠点も徹底解説!

BOSS / GT-1B Bass Effects Processor

世界でも指折りのエフェクターブランドBOSSのマルチエフェクターのフラッグシップモデルとして不動の地位を築いているGTシリーズ。

こちらはギグバックに収まるほどのコンパクトサイズながら多機能を誇るGT-1ベース用モデルです。

内臓エフェクト90種類に初期プリセットが99種類、作成した音色のメモリーも99種類可能という超多機能。

しかし操作性は非常にシンプルにまとまっており、直感的な操作で初心者でも簡単に音色を探すことができます。

USB端子を備えており、webからプロの作成したプリセットをダウンロードして使用することも可能です。

電源はACアダプターの他、単三電池4本でも駆動が可能。

プロでもちょっとしたセッションはこれだけでこなすという方もいるくらい、取り回しがよく高機能なマルチエフェクターです。

TECH21 / BASS FLY RIG

マルチエフェクターの便利さは魅力的だが、アナログのシンプルな操作性も捨てがたいという方にぜひおすすめしたいのがコチラ。

TECH21といえば定番プリアンプの「SansAmp」が有名ですが、こちらは同社のアナログアンプシュミレーター「VT Bass DI」が内臓されており、サンズアンプらしい音を取り入れながら同時に複数のエフェクトも使用することができるモデルになっています。

エフェクトはコーラス、オクターバー、フィルター、ファズ、ブースター、チューナーとプロベーシストが求める全てが内蔵されます。

またこれ自体がプリアンプDIでもあるため、音を直接PAに送ったり、ベースとこれだけでレコーディングするなど幅広い活躍が期待できます。

サイズも非常にコンパクトで軽く、手軽にTECH21サウンドを楽しむことができる、本格派には嬉しい一台となっています。

まとめ


今回はベース用マルチエフェクターについて見てきました。

プロレベルの現場から、エフェクター入門まで非常に幅広いニーズに応えてくれる機材がマルチエフェクターです。

ぜひお気に入りの一台を見つけてください。

大手楽器店での販売、修理業務やプロベーシストのローディー経験の後に海外向けの小売業に従事。その後ベースショップGeek IN Boxを立ち上げ、現在はGeek IN Boxの運営の他にベースマガジンなどでの執筆を多数担当。Twitter : @SAxGA

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