フェンダー(Fender) のベースのついて解説。初心者におすすめのモデルを紹介。

フェンダー(Fender)はエレクトリックベースの代表的なメーカーの中で、最も伝統がある偉大なブランドです。
スタンダードであるが故に、初心者「最初の一本」を選びやすいブランドでもあります。

今回はフェンダーのベースの特徴代表的なモデル、傘下ブランドのスクワイヤ(Squier)、そして初心者におすすめのモデルを紹介します。

Contents

フェンダー製ベースの特徴

フェンダーのベースの種類やシリーズによる傾向など、特徴を紹介します。

ジャズベースとプレシジョンベース

フェンダーのベースは、大きくプレシジョンベースジャズベースの2種類があります。

ネックの細さが違う、ボディの形状が違う、など違いは様々ありますが、最も大きな違いはピックアップとコントロールの違いです。

プレシジョンベースは二つのコイルを持つスプリットコイルピックアップを搭載しています。
このピックアップならではのパワフルなサウンドは、パンクロックなどのプレーヤ―に大きく支持されています。

プレシジョンベースがワンピックアップであるのに対し、ジャズベースふたつのピックアップを搭載します。
ふたつのピックアップの出力を自在にブレンドできるので、豊かなサウンドバリエーションが特徴的。
キレと太さが両立されたサウンドはポップスロックなどの幅広いプレイヤーから支持されます。

また、ジャズベースプレシジョンベースよりもネックが細いのも特徴的。
グリップにこだわりを持つベーシストは少なくありません。

ジャズベースとプレシジョンベースの違い

伝統的なモデルか、現代的なモデルか

フェンダーのベースには伝統的なモデルと、現代的なモデル(またその中間)がラインナップされます。

American Originalなどのモデルは、発売初期の形、材質、音の性質などを再現し、伝統を受け継ぐ形で作られています。

それに対してAmerican Professional, American Ultraなどは現代的な仕様が特徴的。
大きく変わった現代の音楽シーンやベーシストの演奏技術に対応すべく、ボディやネックの形状をより高いプレイアビリティを目指して変更したり、電気系統をよりフレキシブルなタイプにしたり、今までとは異なる方向性を見出します。

フェンダーとは違う”フェンダー” スクワイヤー

フェンダーの傘下にはスクワイヤーというブランドが存在します。
古い歴史があるブランドですが、現在は主に初心者向けの価格帯のベースを展開するブランドに位置しています。

スクワイヤーでは木材やパーツを厳選することで、より高いコストパフォーマンスを発揮しているのが特徴です。

さらに近年は従来のフェンダーでは見られなかったボディカラーやハードウェアの大胆なデザインを発表したり、5弦アクティブサーキット仕様などといったモダンな仕様の製品を発売したりと、フェンダーとはまた違ったキャラクター性を打ち出しています。

初心者におすすめのフェンダーのエレキベース

価格やクオリティを考慮し、初心者の方におすすめしたいフェンダースクワイヤーのベースを紹介します。

FENDER SQUIRE AFFINITY JAZZ BASS


スクワイヤーブランドのエントリーモデルです。
いますぐに「始めてみたい!」「弾いてみたい!」という方にうってつけといえるでしょう。
安価ながらフェンダーの基本的なスペックは抑えた高品質モデルです。

FENDER SQUIRE CLASSIC VIBE ’60S PRECISION BASS


60年代のプレシジョンベースのスペックにこだわったモデルです。
フェンダーデザインのピックアップヴィンテージスタイルのブリッジなど、デザイン性を含めベーシックな機能を安価に実現しています。

スクワイヤはエントリークラスのブランドですが、最上位機種であるClassic Vibeはフェンダーブランドに引けを取らない高いクオリティで人気があります。

FENDER PLAYER JAZZ BASS


本家フェンダージャズベースとしてベーシックなスタイルを持つのがこのモデルです。
ボディ、ネック形状などプレイアビリティを考慮しつつ、ジャズベースならではの二つのピックアップなどをはじめ、ベーシックなスタイルを踏襲。

楽器を長く使っていきたいという方はこれを手に入れて、これからの長いベースライフの基準と考えてもよいでしょう。

FENDER MADE IN JAPAN HYBRID II P BASS


日本で作られていたFender Japanというブランドは世界中で高く評価されてきました。
このMIJシリーズは、同じく日本で作っていますがよりアメリカ工場の製法に忠実なものです。

基本的な仕様はプレシジョンベースを踏襲。
それでありながら、ブリッジ下にはサスティンブロックを搭載することで振動をコントロール。
スタッガードポールピース仕様のPUを搭載してよりパワフルなサウンドを思考するなど、総じてモダンなスペックだと言えます。

FENDER Made in Japan Junior Collection Jazz Bass


ナットからブリッジまでの寸法(スケール)を通常よりも短く(30インチ)設計されたジャズベースです。
より弾くのが楽で、また小型化・軽量化も実現されていることから子供や女性にもおすすめのモデルです。

ピックアップは専用のものを用意しており、決して音質の面で妥協することがない本格モデルです。

まとめ

フェンダーの基本的なモデル、プレシジョンベース、ジャズベースを紹介してきましたが、いかがでしょう?

フェンダーのベースはほかにもさらに豊かなサウンドバリエーションを狙ったジャガーベース、ショートスケール化を図ったマスタングベースなどがあります。

しかし、世界的にもフェンダーのプレシジョンベース、ジャズベースの二種類はもっとも多く使われているモデルであり、初心者が「フェンダーのベースを一本」と考えた場合、まずはこの二種類のうちどちらかのモデルを選べば、より「ベースの基本的な音」を得られるでしょう。

まずは楽器屋などで、是非一度弾いてみてはいかがでしょうか。

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