GEEKなデザイナーの作品がアーティストから支持されるA.S.P. GEAR様とGIBがコラボレーションします。クールなルックスに仕上げたGIB限定のエフェクターを2機種リリースしました。
URBAN COMP EVO GIB Limited
1つ目は名機URBAN COMPを発展させたURBAN COMP EVO。
これはシンプルに1ノブでコントロール可能なコンプレッサーを基本として、単体で音像全体の重心を上げ下げするようなTONEと、中心周波数が可変の1バンドEQのように働くFRE, ATKを組み合わせたものです。
難解になりがちなコンプレッサーをシンプルなUIでまとめ、さらに発展的な音作りをサポートする機能を持った、プリアンプ的にも感じられる優れたコンプレッサーです。
●A.S.P. GEAR / URBAN COMP EVO GIB Limited
価格:37400円
https://shop.geekinbox.jp/?pid=182335143
TRIBAL GEYSER GIB Limited
2つ目はアグレッシブなドライブペダル、TRIBAL GEYSER。
フレキシブルな4バンドEQと500Hz近辺を操作するBITEスイッチに、アグレッシブなドライブを組み合わせたものです。
基本的なサウンドの方向性は、ローからローミッドの充足感があった上でクリアで強いハイエンドを持ちます。まるで昔の大型のソリッドステートアンプのような質感。
この上でドライブセクションは、ローが消えず、トレブリーで、そしてわずかなコンプ感と瑞々しい倍音を加えてくれます。
最初にこのペダルを触った時に、EQはブーストした方向が優れた結果が得られると感じました。4バンドのEQは中心周波数帯が以下の通り。
LOW (60Hz)
LoM (250Hz)
HiM (1kHz)
HIGH (4kHz)
低域が60Hzと少し高め、HIGHはBartolini TCT系でも設定される4kHzであることはベーシストとしては納得感ありますよね。
個人的にもこの設定には同意で、実際のところ弊社がベース用にEQをデザインするときにはこの2点を外すことはありません。
そしてLoMとHiMが250Hzと1kHzであることも絶妙。
250Hzは粘りが、1kHzはアタックの強さが足されます。
500Hz近辺をブーストするとぼわついた印象になってしまいがちなので、ここを避けているのは個人的には好感がもてます。
この4つのEQをブーストしていくと、おのずと500Hz近辺は谷のようになっていくわけですね。
これは、最近ベース本体に搭載されるプリアンプでよくある2バンドのブーストのみのタイプ(Sadowsky,Alleva Coppolo, JIENIEなど)とも似ているカーブです。
BITEスイッチもこの特徴と非常に似た印象で、オンにすると500Hz近辺をぐっと抑えられるように感じます。
こうした点を加味して、GIB Limitedの本モデルにおいてはEQをブースト/カットではなくブーストのみとすることにしました。
カットをなくした分、ノブの回し幅全部を使ったより繊細な音作りが可能になっています。
●A.S.P. GEAR / TRIBAL GEYSER GIB Limited
価格:41800円
https://shop.geekinbox.jp/?pid=182335164
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