こんばんは、嵯峨です。すっかりベーシストたちのスタンダードとなったアクティブベースですが、その多くにはプリアンプが組み込まれています。
そのプリアンプの代表的なメーカーが、バルトリーニ(Bartolini)です。マーカスミラーのベースに組み込まれたのもバルトリーニ、MTDもペデュラもロスコーもバルトリーニ。多くのハイエンドベースブランドにおいてバルトリーニエレクトロニクスは圧倒的なシェアを持ちました。
そんなバルトリーニのプリアンプ、調べてみると種類がいくつかあります。どれを使えばいいのかよくわからないので、まとめてみました。
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TCT系
TCT系には3つの種類があります。それらの違いはミドルの可変周波数帯の違いです。
TCT
Treble 4kHz
Middle 300Hz
Bass 30Hz
NTCT
Treble 4kH
MIddle 400Hz
Bass 30Hz
XTCT
Treble 4kHz
Middle 500Hz
Bass 30Hz
見ての通り、ミドルの可変周波数帯を100Hzずつずらしてあります。マーカスが使っているのはTCTなんだとか。ちなみにミドルは基本的にカットのみ、ベースとトレブルは±13dbの可変です。
(アタッチメントをつけることでミドルのブーストも可能になります。)
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NT系
NTMB
Treblle 10kHz(±16db)
Middle 250Hz/500Hz/800Hz
Bass 30Hz(±15db)
NTBT
Treble 10kHz(±18db)
Bass 30Hz(±18db)
NTMBは3バンド、NTBTは2バンドです。NTMBはミドルの可変周波数帯を3つから選ぶ事が可能です。(ミニスイッチで切り替える事も可能です)
TCT系よりも高域の可変周波数帯が高いので、スラップで特徴となる部分よりももう少し高い音域をコントロールする事になります。また、NTBTはブーストカットの幅が広いので非常にパワフルなサウンドになります。
サウンドについて
TCTが鋭いサウンドを持つのに対し、NT系は太く力強いサウンドを持ちます。ですので、TCT系はJBスタイルの楽器に、NT系はより広いレンジを持った多弦ベースとの相性が良いと言えるでしょう。実際に、ジャズベースにTCT系のプリアンプを搭載するのは大定番のカスタムで、当店でもそのような依頼を頂くことは多いです。
ピックアップにも共通して言えることですが、バルトリーニの製品はディープなローエンド、ふくよかなミドル、スムースなアタック、を持ちます。ハッキリとしたキャラクターを持っており、そのキャラクターは多くのベーシストの信頼を集めています。
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