アクティブとパッシブの違いとそのメリットデメリット

こんにちは、嵯峨です。

今やスタンダードな存在になっているアクティブベース。

でも、

パッシブとアクティブって何が違うのかよくわからないとこありません?

電池を使わないと動かない、イコライザーがついている、つまみがいっぱい・・・

全てその通りです。
が、あと一歩理解を深めることで更に上手く使うことができると思います。

アクティブベースとしてあげられるメリットは、

ノイズが少ない

出音が安定しており

手元でイコライジングが出来る

というところでしょうか。

まずノイズが少ないのがなぜか。

これは一言で言ってしまうと出力される信号のインピーダンスの違いです。

パッシブベース、ギターの大半はハイインピーダンスの信号を出力します。
ところがアクティブの場合はローインピーダンスの信号です。

よく聞く「インピーダンス」という言葉ですが、これはまたよく言われる文句ですが、本が一冊書けるくらい複雑です。

簡単に言うとハイインピーダンスの信号は劣化しやすく、外的な環境に影響されやすいです。

例えばシールドの質、長さです。

10mと3mのシールドをパッシブのベースで比べてみると、10mのシールドの出音は立体感が失われ、音圧もなくなり、高域も失われます。

シールドを通ることで音が劣化していくわけですね。

つまり、みなさんがよく使う3mや5mのシールドですらサウンドは劣化します。

まじかよ!!!

のあなたに朗報。

アクティブベースを使い、信号をローインピーダンスで出力することでその劣化は劇的に抑えられます。

3mも10mもハイインピーダンスの信号ほどの劣化は見られません。

シールドを引き回すことでおこる信号の劣化やノイズの侵入に対して非常に強い信号と言えますね。

また、アクティブベースで一般的なものはプリアンプを搭載したものですね。

よく言う「アンプ」は「プリアンプ」と「パワーアンプ」のセットものです。

その中のプリアンプを常に同じに出来るのは大きなメリットだと思いませんか?

これは特にスタジオワークやセッションワークが多いミュージシャンにとっては大きなメリットでしょう。

プリアンプが出音に及ぼす影響は非常に大きく、サウンドの要にもなり得ます。

さらに、一般的に言う「アクティブ」という仕様のものには大きく分けて二種類があります。

ひとつはEMGのようにPU自体が電池を使ってワークするタイプのものです。

emg_jseta

ピックアップは巻き数を増やすほどパワー、出力が大きくなります。

しかし、抵抗値(インピーダンス)も上がります。

つまり、ハイインピーダンスの信号なのでノイズが乗りやすくなってしまいます。

とても悩ましい。

十分に出力が大きくないと音が出ないし、大きくするとノイズが出る・・・。

そこで EMGは巻き数を少なく(インピーダンスを低く)し、出力不足を電池の力で補っています。

なんて合理的なんでしょう!

さて、アクティブって2種類あると言いましたが、もう1つはパッシブピックアップとオンボードプリアンプの組み合わせです。

これをすることで、ハイインピーダンスの信号はピックアップからプリアンプまでに限定することが出来ます。

今まではアンプまで何メートルも引き回していたものを、ピックアップからプリアンプまでの数センチから数十センチに。

これが効果絶大!

しかも世に出回るプリアンプはイコライザーもついているものがほとんどです。

これにより、いつも同じイコライジングが出来ます。

普通に便利じゃないですか?

そんな便利なアクティブベースですが、キャビティ自体のノイズ対策をしっかりとしないとノイズだらけで使い物にならなくなってしまいます。

ノイズをなくすためのものが、ノイズだらけに。

それではいけないので、アクティブに改造する際はぜひキャビティ自体のノイズ対策もセットでどうぞ!

そういった部分もうちの工房ではサポート致しますので、いつでもご連絡ください!

それではまた。

大手楽器店での販売、修理業務やプロベーシストのローディー経験の後に海外向けの小売業に従事。その後ベースショップGeek IN Boxを立ち上げ、現在はGeek IN Boxの運営の他にベースマガジンなどでの執筆を多数担当。

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