セットアップメソッド~PUの高さ編~

こんばんは、嵯峨です。

ベースを好きになってくると、やっぱり回したくなる、ネジ。

弦高をいじるネジ

ネックセットのネジ

ピックアップを取り付けているネジ

しかし、

まわしてみたはいいものの、結局よくわからなくなった、、、

という経験もみなさんしていると思います。

そこで今回はセットアップに関する記事を書いてみようと思います。

PUの高さについて

弦高やネックの反りを自分で調整する方は多いのですが、ここに無頓着な方が多いです。

弦高を変えたら当然PUと弦の距離もかわってしまいますよね?

無頓着ではいけません!

弦の振動を拾う役目であるこのPU、その距離は非常に大事です。

ボーカルマイクも遠めに持つのと近めに持つのでは全く異なりますよね?

ここでいうPUの高さの調整、とはPUと弦とのクリアランス(間隔)の調整になりますね。

まず前提としてS/N比という面で見ると、近ければ近いほど良いです。

アンプからから出てくるノイズはクリアランスを狭めても広めても一定で、音量は弦に近ければ近いほど大きいです。

ノイズの音量が変わらないのに対して弦の音量は可変できる、ということは弦の音量はできるだけ大きい方が良いわけですね。

(あくまでS/N比では)

このS/N比というものは音が良いとか悪いとか、曖昧なものではないので明確な基準としてひとつ持っているとよいと思います。

「じゃあ近けりゃ近いほどいいんじゃろがーーー!」

と、ぐいーっとやるのはお待ちを。

近づけすぎるとやはり問題があります。

一般的なPUは磁石の力を利用しているので、当然磁力を持っています。

磁力が出ているPUに、金属でできた弦を近づけると、当然くっつこうとする力が発生し、これによって弦の振動が歪んでしまうことがあります。

本来は丸い円を描いて振動するものが、楕円になってしまったりぶれて見えたり。

このように適切な弦振動が出来なくなってしまう状態は良くありません。

(弦楽器なので、綺麗な弦振動を考えることは非常に大事なことですね。)

なので、磁力に影響されない(許容できる)ギリギリのところまでPUを高くする、という調整方法は1つの指標としては正しい考え方です。

JBで具体的な例を出すと、調整できるポイントは4つあります。

・リアピックアップの高音弦側

・リアピックアップの低音弦側

・フロントピックアップの高音弦側

・フロントピックアップの低音弦側

上から順に弦振動が小さい(音が小さい)順です。

まず一番弦振動が小さいリアピックアップの1弦のポールピースを調整してみましょう。(高音弦側のネジを上下します)

弦振動に影響が出ない程度にPUをあげます。

次にリアピックアップの低音弦側も音量のバランスをとるように調整します。

同じようにフロントピックアップも、高音弦側と低音弦側、そしてリアピックアップとのバランスを整えながら調整して、完了です。

例えばバルトリーニなどのポールピースが出ていないものや、ダンカンのクオーターパウンドなどの特別に磁力が強いものはそれを考慮する必要が有ります。

あとはそれぞれの好みですね。

例えば少しトレブリーでたったサウンドが好きならフロントは低めに、スラップでオープンな音色が欲しいならフロントを少し高めにする、など。

プレイヤーが自分でこういう調整が出来るととても良いですよね。

意味合いを理解してネジをまわせれば、必ずプレイにも良い影響が出ます。

チャレンジしましょう。

それではまた。

大手楽器店での販売、修理業務やプロベーシストのローディー経験の後に海外向けの小売業に従事。その後ベースショップGeek IN Boxを立ち上げ、現在はGeek IN Boxの運営の他にベースマガジンなどでの執筆を多数担当。Twitter : @SAxGA

 

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