アクティブベースとは? プリアンプを搭載するメリットや特徴

Geek IN Boxの嵯峨駿介です! 梅雨が明けたかと思えば僕の故郷の秋田では歴史的な大雨で大変だったみたいですね。「ミュージシャン達大丈夫かなー」と思って連絡したところ、元気にライブしてました。すごい。

今回はBartoliniやaguilarに代表される、ベースに内蔵するタイプのプリアンプについて概要やメリット、機能についてまとめてみようと思います。

プリアンプとは


エレキベースやギターの音を大きくするヘッドアンプは大きく分けて2つの「アンプ」で構成されています。それはプリアンプとパワーアンププリアンプはサウンドの調整に使われ、パワーアンプは音量を大きくするために使われます。そのプリアンプ部分は大きな電圧を必要とせず、コンパクトペダルやベースに内蔵する事が可能です。

一般的に、エレキベースに内蔵するプリアンプはインピーダンスを下げる、音作りのための回路(イコライザー)を動かす、という役割があります。そのため、ほとんどのプリアンプはイコライザーを内蔵します。

プリアンプが備えるコントロール


プリアンプにはいくつかの機能、コントロールが備わっています。

EQコントロール

多くのプリアンプにEQコントロールは搭載されます。Bass、Trebleの2バンドで低音域と高音域のみを調整するタイプのものやBass、Middle、Trebleの3バンドでさらに中音域も調整するタイプのもの、さらにはフリーケンシーという可変する音域の調整をするコントロールを備えたものもあります。それぞれ、2バンドEQ、3バンドEQなんて呼び分けられますね。

ゲインコントロール

ゲインと一口にいっても入力ゲイン、出力ゲインとどこに回路を置くかで様々ですが、内蔵プリアンプの場合には単純に出力レベルの調整のためにゲインコントロールが搭載されます。これによりプリアンプのオンオフ時のレベルの差をなくすことが出来ます。パッシブとアクティブを切り替える事が出来るタイプの場合にはとても有用なコントロールですね。

ゲインコントロールは小さいつまみと一緒にコントロールキャビティ内に内蔵される事も多いです。EQコントロールで説明したフリーケンシー、またはEQコントロール自体がこのように内蔵される事もあります。ここで使われる小さいつまみを半固定抵抗(トリマーポット)と呼びます。ちなみに一般的なつまみ、ポットは可変抵抗と呼ばれます。

プリアンプを内蔵するメリット


プリアンプを内蔵するメリットは大きく2つあります。

積極的な音作り

イコライザーが内蔵されるため、ベース単体で積極的な音作りが可能です。手元でコントロールできる領域が広いため、演奏中にも手軽にイントネーションの調整が出来ます。また、常に同じコントロールを使えるので、現場によって異なるアンプに困らされる事が減ります。元々スタジオからスタジオをベース1本で渡り歩くワーキングミュージシャンがどの現場、どのアンプでも一定のサウンドを作れるようにするのが目的で内蔵プリアンプはポピュラーになりました。代表的なミュージシャンでいうとマーカスミラーやウィルリーがそのハシリといえます。彼らは言わずと知れたSadowskyユーザーです。Sadowskyはアクティブベースの分野では代表的なパイオニアという事でもあります。

Sadowskyメトロラインベースの特徴

インピーダンスの低下による信号の安定化

インピーダンスは、それだけで本1冊かけるほど様々な要素があって~なんてよく形容されますが、まさにその通りで正しく理解するには勉強が必要です。でも、ミュージシャン達に分かってほしいのはたった1つだけです。

「インピーダンスが低いとノイズに強い。音も劣化しない。」

ハイインピーダンスの信号は長いケーブルを使うとサウンドは変化し、とくに高音域が大きく減衰してしまいます。ローインピーダンスの場合には減衰が極めて起こりづらく、この点こそがパッシブベースとアクティブベース(ローインピーダンス信号とハイインピーダンス信号)の大きな違いといえます。また、ローインピーダンス信号はノイズも乗りづらく低ノイズであるともいえます。

代表的なプリアンプ

内蔵プリアンプは多くのメーカーが開発、発売しています。その中でも2大勢力、BartoliniAguilarについて紹介します。

Bartolini

オンボードタイプ(内蔵)プリアンプといえば、Bartolini

マーカスミラーが使っているプリアンプとしても有名です。大きくTCT系とNT系のラインナップを持ち、NT系の方がより大きく可変が出来るので派手ですね。TCT系はフェンダーによく合うシャープなサウンド。どちらも色づけは大きめで、派手なサウンドになります。

代表機種:TCT、XTCT、NTCT、NTBT、NTMB

Bartolini XTCT ベース用プリアンプ バルトリーニ TCT 送料無料


Bartolini TCT series XTCT / NTCT / TCT【新品】【プリアンプ】【お取り寄せ品】


bartolini NTBT-G/918 [2 band tone control]

aguilar

aguilarは昨今シェアを大きく拡大し、大きな信頼を集めています。ブーストしても破たんせず、アンサンブルでの立ち位置を上手くコントロールできるポイントに設定されたEQとクリアなサウンドが特徴的。Sadowskyが標準で使っているプリアンプはaguilarと同等の回路です。

代表機種:OBP-1、OBP-2、OBP-3


Aguilar OBP-3SK/PP


Aguilar ベース用オンボード・プリアンプ OBP-2 SK


Aguilar OBP-2SK Onboard Preamp


Aguilar OBP-3TK/PP【次回入荷分・ご予約受付中】

まとめ

僕たちベーシストにとってはとても大きな武器になっているプリアンプですが、その構造や意味、スペックを理解して使うと更に上質なサウンドを作れると思います。現代では選択肢も幅広くなっていますから、音作りの一環としてプリアンプについても調べてみませんか?

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大手楽器店での販売、修理業務やプロベーシストのローディー経験の後に海外向けの小売業に従事。その後ベースショップGeek IN Boxを立ち上げ、現在はGeek IN Boxの運営の他にベースマガジンなどでの執筆を多数担当。

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