Fenderのベースアンプの特徴や歴史、おすすめモデル

フェンダーは言わずと知れた、エレキギター・エレキベースの製造で有名な楽器メーカーです。
1度は憧れを抱いたプレイヤーも多いのではないでしょうか。

世界初のソリッドボディギター、世界初のフレット付きエレキベースを生み出したことでも有名な同社は、現在までの長い歴史の中で様々な著名アーティストに愛されてきたメーカーでもあります。

実はフェンダーのスタートはアンプメーカーであり、ギターやベース本体と同じくらいアンプのクオリティの高さも評価されています。
今回は、そんなフェンダーのベースアンプの特徴、おすすめモデルを紹介いたします。

フェンダーの概要と歴史


フェンダーは1946年にレオ・フェンダーによって創業されました。

1949年に世界初の量産型ソリッドボディギターを発明し、1951年に現在の「テレキャスター」や、世界初となるソリッドボディのエレキベース「プレシジョンベース」を生み出します。

1954年には「ストラトキャスター」、1958年には「ジャズマスター」、1960年には当時の最高級機種「ジャガー」、次々と現代も愛される名機たちを開発、販売しました。

エレクトリックギター産業のパイオニアとして革新的な技術を世に送り出してきたフェンダーですが、1970年代から1980年代にかけて楽器業界の低迷により業績が不振に転じます。
廉価なコピーモデルが市場に溢れてしまったこともあり、1980年代には、あのストラトキャスターが生産中止に追い込まれるほど弱体化が進みます。

低迷からの復活後は、日本の販売拠点として「フェンダージャパン」を設立。
山野楽器と神田商会が販売代理店の権利を獲得し、国産メーカーとして有名な「フジゲン」がフェンダージャパンブランドでギターを製造しました。

一時期のUSAラインナップは全てが日本製になるなど、フェンダーは実は日本とは非常に深い関係にあるメーカーです。

フェンダーのベースアンプの特徴


ギター・ベースの製造だけでなく、アンプでも有名なフェンダーですが、ベースアンプもその例外ではありません。
トラディショナルな見た目から放たれる、図太い低音とどこか暖かみのあるサウンドは多くのベーシストを魅了してきました。

また、往年の名アンプのキャラクターを継承しつつも、現在は最新技術を惜しみなく投入したモデルも開発しています。
時代の変化に合わせて進化を続けているのも特徴ではないでしょうか。

フェンダーのベースアンプと聞くと、冷蔵庫ほどの大きなキャビネットの上にヘッドアンプが乗ったフォルムをイメージするかもしれません。
しかし、フェンダーにははステージ用だけではなく、出力を落とした一般家庭向けのモデルもあります。

自宅でもステージでも手軽にフェンダーサウンドを体感できるのは非常に魅力的ですね。

おすすめのモデル

フェンダーのベースアンプは現在、「Bassman」シリーズと、「Rumble」シリーズの2種類がリリースされています。
その中から、オススメモデルを5つ紹介します。

Bassman 800 Head

わずか約7.7kgの筐体でありながら、800Wもの大出力で圧倒するフェンダーのモンスターベースアンプです。

パワーアンプ部はソリッドステートで作られているため、耐久性は抜群です!
負担の大きい車移動や、ライブハウスでの扱いのなかでも壊れる危険性がないため、安心感がありますね。

ヴィンテージ風のサウンドから現代のモダンなサウンドまで、ミュージシャンの高い要望に答えてくれる高いクオリティを有しています。


Bassman 810 Neo Enclosure

ヘッドアンプとセットで必要になるのがキャビネットです。
こちらは2000W出力まで耐えられる超大型のスピーカーキャビネットで、10インチのスピーカーを8基搭載した圧倒的な迫力のベースサウンドを轟かせてくれます。

太さのみならず、素早いレスポンス感も非常に魅力的なサウンドです。

圧倒的な存在感ながら重量は約51.8kgと、同スペックのスピーカーを搭載したキャビネットが60kg〜70kg前後なのに対して驚きの軽さ実現してるあたり、フェンダーの軽量化への努力を垣間見ることができます。


Rumble Stage 800

ヘッドアンプとキャビネットが一体化した、コンボタイプのアンプが中心のRumbleシリーズ。
Rumble Stage 800は、世界初のWi-Fi対応ギターアンプとして有名なMustang GTがベースになっているアンプです。

スムースで暖かみのあるサウンドから、アタック音を際立たせたパーカッシブなサウンドまで、幅広い音作りに対応しています。

800Wという大出力ながら、車で簡単に持ち運べるほど軽量、かつ小型。
それでいて、シックでシンプルなデザインは、どのような音楽シーンでも見栄えがするものとなっています。


Rumble 15 V3

フェンダーベースサウンドを自宅で体感できるのが、このRumble 15 V3です。

手軽で場所を選ばない小さなボディから、クリアで図太い低音を響かせてくれます。
15Wという出力ながら、小さなホールであれば隅々まで響き渡るサウンドを奏でることも可能です。

またAUXインプット、ヘッドホン端子が搭載されているために外部の音源とベースの音をヘッドホンで聴きながら練習できます。
家庭用としては必要十分なスペックです。


Rumble 115 Cabinet

15インチのスピーカーを1発搭載したベースキャビネットです。
500Wまでの入力に耐えうる設計になっており、重さ約17.7kgという軽さからは想像できない低音を響かせてくれます。

マグネティック・アタッチメント・システムを採用し、Rumble Headアンプをしっかりとホールドできるため、キャビネットからヘッドアンプが落ちるという心配もなくなります。

キャビネット2段積みなどの拡張性も確保しているため、さらなる迫力とプレイヤーの期待に応える製品になっています。


まとめ

長い歴史の中で紆余曲折ありながらも常に新しいことに挑戦し続けるその姿勢は、まさに楽器メーカーのトップランカーと言えるのではないでしょうか。

トラディショナルな見た目とは裏腹にクリアで暖かみのあるサウンドは、往年の名機種のキャラクターを受け継ぎながら代の音楽シーンにもマッチしたものになっています。

「クラシック」と「モダン」を同時に感じ取れるアンプを、ぜひお試しください。




大手楽器店での販売、修理業務やプロベーシストのローディー経験の後に海外向けの小売業に従事。その後ベースショップGeek IN Boxを立ち上げ、現在はGeek IN Boxの運営の他にベースマガジンなどでの執筆を多数担当。Twitter : @SAxGA

 

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