初心者のための2本目のベースの選び方やおすすめモデルを紹介

エレキベースを始めてから月日が流れ、聴くジャンルや演奏する曲も多岐にわたってきたとき、人は「今と違うベースはどんな音がするのだろう?」「演奏しやすいのかな?」と興味がわいてくるものです。

「まさに私の事だ」と思ってらっしゃるそこのあなた。早速楽器屋に走りましょう!
しかし、ベースについての知識が無いままに楽器屋に到着すると、見るべきベースが絞れず、置いてあるベースの種類に圧倒され、何を選べば良いかわからなくなるのではないでしょうか。

そこで、今回はベース初心者が2本目として選ぶべき、おすすめのベースをご紹介したいと思います。
尚、本記事では、よく「ベース入門者セット」として売られている本体価格が2万円前後で売られているベースを1本目として所有しているであろうという想定でご紹介して参ります。

Contents

2本目のベースの選び方


新しいベースを欲しいと思うきっかけは様々ですが、次のことがあげられるのではないでしょうか。

好きなアーティストの影響


憧れのアーティストが使っているベースを見て、カッコいいなと思うこと、ないですか?
例えばそれが自分の持っているベースと似たようなものであっても、メーカーや色など様々な違いがわかり、より近づきたいと思う気持ちが購入動機に繋がるのです。

演奏する曲により必要に駆られて


バンドでの経験を積んでいくと、演奏する曲に応じて今持っているベースでは対応できなくなってくる場面が出てきます。

たとえば、メタルなど比較的重厚な曲を演奏するとき、ある程度ベースアンプでの音作りでヘビーな音に対応できるものの、ベースの特性に限界を感じるシーンもあります。

また、出演するライブがアコースティックライブの場合、エレキベースを使う場合もあるのですが、見た目の雰囲気を合わせたい、生音を溶け込ませたいという思いからエレアコベースが必要になることもあります。
さらに、一般的にベースは通常4弦が多いのですが、4弦ベースの音域外を出す必要がある時、多弦ベースを選ぶことになります。

初心者が5弦ベースを選んでも問題なし!


さて、前項で多弦ベースの話を少ししましたが、多弦ベースの中でもメジャーなものはというと5弦か6弦でしょう。
しかし、今まで弦が4本しかなかったのに弦がそれ以上に増えるのは想像がつかない、本当に演奏できるのか?と不安に思われることがあるでしょう。

そんなあなたに当記事では5弦ベースをお勧めします!
ここでは、初心者が5弦を選んでも大丈夫な理由、5弦を2本目に選んでもいい理由、ひいては6弦ではなく5弦をおすすめする理由を挙げてたいと思います。

 演奏難易度がそれほど高くない

まず5弦の場合は4弦ベースからの持ち替えであってもでも思ったほど演奏の難易度が高くありません。
理由の1つは、チューニングが似ているからです。

わかりにくいかもしれませんが、ベースの弦とチューニングの関係を表した図で、ベースを立てて正面から見たものと考えてください。右から高い音の弦(1弦、2弦~)です。

見ていただいておわかりの通り、5弦は4弦に(赤丸で囲んでいるもの)に1本低い弦を足しただけで、高い方4弦はまさに4弦ベースのチューニングそのものです。
これで考えていただければ、普段は5弦ベースの1~4弦を使えば、4弦ベースの時と変わらない押さえ方で演奏することが可能なのです。

比べて、6弦は4弦に比べて低い方にも高い方にも1弦ずずつ増えていますよね。
この場合は高い方(1弦)から4本は4弦ベースとチューニングが違うので、少し複雑さが出てきますね。

以上が5弦はトライしやすく、6弦は少し難易度が上がってしまうというポイントの理由です。

低い音が使える

4弦の最低音であるEよりも低い音、DやCの音を弾く場合、今まではオクターブ上げて演奏する方々も、5弦を使えば低い音程で演奏することができます。
選択肢に幅が出るのはベーシストとしては有りがたいポイントになるのではないでしょうか。

また、コピーする曲をアレンジすることなく原曲通りに弾けるという点も嬉しいですね。

半音下げ、1音下げなどの変則チューニングにレギュラーチューニングのまま対応可能

通常レギュラーチューニングの場合、4弦の最低音はEですが、4弦ベースでE♭を出したい場合には半音下げのチューニングを行うことがあります。
こうした面倒な作業をライブの合間に行うのは少なからずストレスですが、5弦ベースであればレギュラーチューニングのままに変則チューニングに対応できます。

2本目におすすめのベース

ここまで2本目に選ぶ条件や5弦ベースのをおすすめする理由について説明をしてきましたが、ここからは実際に2本目のベースとしておすすめのベースを5種類紹介いたします。

YAMAHA BB735A

ヤマハの伝統的モデルBBより、BB735Aです。
BB735Aはオールラウンドでクセがなく、様々な音楽に対応可能です。

このベースは内部回路についてアクティブ/パッシブでサーキットの切り替えが可能です

アクティブサーキットとはベース本体に9Vの乾電池を搭載し、より深い音作りとクリアでローノイズなサウンドを出力できるモデルを指します。
一方パッシブサーキットでは多様な音作りには対応しませんが、ウォームで昔ながらのサウンドが得られます。

アクティブサーキットとパッシブサーキットを切り替えられる機能により、非常に多彩な音作りが出来る点はこのモデルの大きな魅力ですね。

ヤマハのベースはジャズからハードロックまでオールジャンルで愛用者がいることで知られています。
それだけ対応できるジャンルの幅が広いということですね。



Ibanez SR-305E

アイバニーズのエントリーモデル、SR305Eです。

アイバニーズのベースはとにかくボディが薄型でコンパクト、さらに軽量であるため演奏のしやすさに定評があります。

それでは音はどうかというと、パワフルなアクティブサーキットを搭載し、力強いサウンドを出力します。
弾きやすく、音質良く、というバランスに優れたモデルだといえるでしょう。

24フレット仕様のであることとも嬉しいポイントで、過不足のないスペックです。

アイバニーズはエントリーモデルの品質もお高く、おすすめの5弦ベースとしてアイバニーズが挙がることが少なくありません。


Sire Marcus Miller V7 4S

サイアーから発売されている、5弦のジャズベースタイプです。
このメーカーはアメリカの有名ジャズベーシスト「マーカス・ミラー」の監修の下で高品質の楽器を低価格でというコンセプトで生まれたのです。

パーツ1つ1つまで十分に考えられたデザインは洗練されており、マーカスのお墨付きがあることも納得。
プロからの評価も高いモデルです。



Fender Kingman Bass

アコースティックベースと呼ばれるタイプのモデル。

ボディの空間で音を増幅し、大きな音量を出せるモデルですがさらにピックアップを搭載することでアンプへの出力にも対応しています。
1本目にスタンダードなエレキベースを持っている方は、この選択肢を持っておいても良いのではないでしょうか。

アコースティックバンドでのライブを行う際には必須のアイテムですが、このFender公式サイトではハードな曲を演奏するデモを見ることができ、演奏シーンの広さを物語っています。

なお、このKingman Bassは一般的なネックに比べて約10cmほど短い「ショートスケール」を採用しているため、手の小さい方でも比較的演奏しやすく、また太い低音が特徴的な仕様です。


Warwick Rockbass Alien Standard 5W

WARWICKのエントリーモデルのRockBassシリーズ、アコースティックスタイルのボディをもつ5弦ベースです。
アコースティックでありながら、5弦仕様というのは非常にユニークなポイントだと言えます。

右手の指を置くためのフィンガーレストがあるのも嬉しいポイントですね。
これがあるためにソリッドからの切り替えがよりスムースに行えます。



動画

まとめ

2本目を考えてらっしゃる初心者にとっては振れ幅のあるベースを紹介させていただきました。

今回紹介させていただいたベースを参考にしながら様々なベースを弾いて、自分のプレイスタイルに合ったベースを選ぶようにしてみてください。

 

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