ZOOMのエフェクターの特徴や歴史、オススメモデル

楽器店でZOOMのエフェクターを目にすることは多くあると思います。

しかしながら、実際にどういう会社でどのような製品を作っているのか詳しくご存知の方は少ないのではないでしょうか。

今回は、そんな身近なようで意外と知られていないZOOMについてその特徴や歴史、オススメモデルについてご紹介します。

ZOOMの概要と歴史

ZOOMは、ギター・ベース用のマルチエフェクターやハンディレコーダー、MTR(マルチトラックレコーダー)、リズムマシンなど音響機器を中心に作っているメーカーです。

1983年、東京都千代田区で創業されたZOOMは、1990年アメリカに子会社であるZOOM Corporation of Americaを設立し、初の自社製品であるマルチエフェクターZOOM9002を発売します。

そして楽器メーカーとして世界30ヶ国余へ輸出を開始します。

その後、2001年にMTRを、2014年にはオーディオインターフェイスを作成するなど、音響機器を作成し、世界中で使用されています。

マルチエフェクターの魅力


マルチエフェクターの最大の魅力は、音色の豊富さにあります。

コンパクトエフェクターを使用して自分の理想の音を作る場合、購入にかかる費用や手間も大きくなってしまいますし、せっかく購入したエフェクターが使用しづらいといった事態が発生するリスクも考えなければなりません。

その点、マルチエフェクターは何十種類ものエフェクターがモデリングされており、少ない費用で自由な音作りが可能です。

マルチエフェクターには音が悪いというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、モデリング技術の向上に伴いJoe Satrianiなどマルチエフェクターを使用する一流ギタリストも増えてきており、マルチエフェクター=音が悪いという固定概念はもう過去のものと言ってよいでしょう。

ZOOMのエフェクターの特徴

ZOOMのエフェクターの特徴は、確かな音の良さと品質に似合わぬコストパフォーマンスの良さです。

ZOOMのエフェクターにはオーバードライブ系など定番のエフェクターから物珍しい空間系のエフェクターまで数多くのエフェクターがモデリングされています。

また、有名ギタリストの音色を再現したものをプリセットの中に取り揃えているため気軽に憧れのギタリストと同じセッティングでプレイすることができます。

エフェクターとして十二分に使える機能を備えつつ、金額は他のマルチエフェクターと比べても比較的安価なものがほとんどで、コストパフォーマンス抜群の機種を多数取り揃えているのがZOOMの特徴となっています。

オススメのモデル

ここからはZOOMの機種の中で特にオススメの機種を紹介していきます。

G5n Multi-Effects Processor

この機種の一番の特徴は、豊富なエフェクト・アンプモデルが搭載されている点です。

エフェクトとしては、音作りの要となるオーバードライブ・ディストーション・ファズなどの歪み系エフェクトをはじめ、コンプレッサー、EQ、ディレイ、リバーブ、フランジャー、フェイザー、コーラスなど、68種類ものエフェクトを内蔵しています。

さらにアンプモデルとしてMarshall JCM800、Fender Twin Reverbなど世界中で愛用されるアンプが5種類搭載されるとともに、キャビネット部分まで再現したモデルも搭載されています。

アンプとキャビネットの組み合わせも自由に変えられるため、音作りの可能性は想像できないくらい広がります。

この機種一つだけでどのようなジャンルの音楽にも対応できる音作りが可能なのではないでしょうか。



MS-50G

この機種の特徴は、なんといってもそのコンパクトさにあります。通常のコンパクトエフェクターとほぼ同じ大きさで、現在使用しているエフェクトボードにそのまま組み込むこともできる作りになっています。

しかしながら、見た目のコンパクトさとは裏腹にこの機種の中に100種類ものエフェクターがモデリングされています。

その中にはDS-1やOD-1、Fuzz FaceやBig Muffなど様々なエフェクターが再現されています。

また、これらのエフェクターを組み合わせて音作りを行うことやライブ中にエフェクターを切り替えたりすることができるため、エフェクトボードをすでに組んでいる方はこの一台を加えるだけでライブ時の音のバリエーションを大きく増やすことができます。



G3Xn Multi-Effects Processor

はじめに紹介したG5nの前機種がこのG3Xnとなります。

機能こそG5nに劣ってしまうもののそれでも70種類のエフェクターを内蔵し十分なほどの音色の多さを誇ります。

さらに金額はしっかりと抑えられているため、初めてマルチエフェクターに手を出す方や学生さんなどにはうってつけのエフェクターではないでしょうか。


AC-3


ZOOMからは、エレキギター用だけでなくアコースティック用のエフェクターも発売されています。

エレアコの場合、どうしてもボディ鳴りを拾うことができず生音の魅力を伝えづらいところが出てきてしまいますが、この機種にはボディ鳴りを再現するモデリング機能が搭載されています。

他に、アコースティックギターの音色にぴったりなコーラスやリバーブなどのエフェクトが内蔵されており、ライブ中にはスイッチ一つでブーストを掛けられるなど、弾き語りやバンド演奏時を問わずアコースティックギターを使用する際に必要な機能が備わった機種となっています。



まとめ

ここまで、ZOOMについての概要とオススメのモデルについてご紹介しました。

マルチエフェクターの中でも価格の差は大きいのですが、ZOOMのエフェクターはとにかく安いことが一つの特徴です。

しかし、安さだけが売りではないということをZOOMの機種は証明してくれています。

今までマルチエフェクターを使用したことのない方、ZOOMといえば安いだけのメーカーだと思っていた方もぜひ一度その音を確かめてみてください。きっといい意味で裏切られることになると思います。

また、一部の機種ではインターネットよりエフェクトを随時追加していくことが可能となっており、音作りの可能性はこれからますます増していくことでしょう。

ZOOMのマルチエフェクターでどこまでも広がる音作りの可能性を楽しんでください!

大手楽器店での販売、修理業務やプロベーシストのローディー経験の後に海外向けの小売業に従事。その後ベースショップGeek IN Boxを立ち上げ、現在はGeek IN Boxの運営の他にベースマガジンなどでの執筆を多数担当。Twitter : @SAxGA

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