
エレキベースを始めたいけれど、どんな楽器を選べばいいか迷っていませんか?本記事では、初心者の方に向けて、エレキベース選びのポイントと、失敗しない選び方のコツをご紹介します。
過去の記事はこちらになります。
エレキベース選びで重視すべき3つの要素
まず、エレキベースを選ぶ際には、主に以下の3つの要素があります:
- 見た目
- 音
- 弾きやすさ
この中で特に重視していただきたいのが「見た目」と「弾きやすさ」です。なぜこの2つが重要なのか、詳しく解説していきます。
1. 見た目:モチベーション維持の重要な要素
「見た目」を重視する理由は明確です。それは、自分が気に入った楽器でなければ、練習のモチベーションを保つことが難しくなるからです。
また、音楽自体への興味も失われかねません。そのため、まずは自分の心が躍るような見た目のベースを選ぶことをお勧めしています。
2. 弾きやすさ:上達への近道
「弾きやすさ」も初心者にとって非常に重要な要素です。なぜなら、演奏技術の向上を正確に把握するためには、楽器自体の問題を排除する必要があるからです。
例えば、難しいフレーズが弾けない時、その原因が:
- 練習不足なのか
- 楽器自体が弾きづらいのか
を明確に判断できることが重要です。
実際、多くの初心者の方が適切に調整されていないベースで練習していることがあります。そういったケースでは、楽器を適切に調整するだけで、今まで弾けなかったフレーズが突然弾けるようになることも少なくありません。
音の良し悪しについて
初心者のうちは、ジャズベースとプレシジョンベースといった大きな違いは分かっても、同じモデル間での音の違いを判断するのは難しいものです。そのため、音質については、ある程度後回しにしても問題ありません。
弾きやすいベースの条件:初心者が知っておくべき重要ポイント
見た目が好きで弾きやすいベースを選ぶことが大切ですが、では「弾きやすいベース」とは具体的にどのような特徴を持つものなのでしょうか?ここでは、弾きやすさを決める重要な要素について詳しく解説します。
1. 親しみやすいフォルム
定番の形状であるFender系(ジャズベースタイプ)や、YAMAHA、Ibanezなどのスタンダードなデザインは、多くのベーシストに支持されている理由があります。それは体にフィットしやすく、演奏時の負担が少ないからです。
2. 適切な弦高調整
弦高(フレットから弦までの距離)は、演奏性を大きく左右する重要な要素です。低い弦高は左手の力を最小限に抑えて演奏することができ、初心者でも楽に演奏できます。
3. 高品質な製造・調整
弾きやすいベースの条件として、以下の要素が重要です:
- 精度の高いネック製造
- 適切に調整されたナットとサドル
- 出荷前の入念な検品と調整
購入時の注意点:価格と調整の関係
低価格帯(2万円前後)のベースでは、販売店での調整が十分に行われないことが多いのが現状です。
これは利益率の関係で、丁寧な調整作業に時間を割くことが難しいためです。
例えば、Amazonなどのネット通販で購入したベースは、必ずしも最適な状態で届くとは限りません。
そのため、以下のような購入方法をお勧めします:
- 製造品質の確かな信頼できるブランドを選ぶ
- 販売前に適切な調整を行ってくれる楽器店で購入する
- 実店舗(クロサワ楽器、イシバシ楽器、島村楽器など)で調整をリクエストする
当店(GIB)では、1万円のベースも100万円のベースも同じ基準で丁寧に調整を行い、最高の演奏性を提供しています。
特に自社ブランドのwoofyに関しては、ナットの調整やサドルの調整など、細部まで入念な調整を行っています。
おすすめのベースブランド選びのポイント:メーカー選びで失敗しないコツ
ベースを選ぶ際、ブランド選びは非常に重要です。
初心者の方が失敗しないためには、以下の3つのポイントを重視することをおすすめします:
1. 日本の企業であること
日本企業のベースを選ぶメリットは、スムーズな物流システムにあります。特にアジアで生産された製品は、日本への輸送距離が短く、輸送コストを抑えられるため、より手頃な価格で高品質な楽器を提供できます。
2. アジアでの製造
アジア(特に中国やインドネシア)での製造には、以下のような利点があります:
- コストパフォーマンスの高さ
- 輸送コストの削減
- 関税面でのメリット
3. 確かな品質管理体制
優れたベースメーカーは、単なる製造だけでなく、徹底した品質管理を行っています。
特におすすめのブランドは以下の3つです:
YAMAHA:老舗メーカーならではの確かな品質管理
Bacchus:日本の技術力を活かした製品づくり
Ibanez:世界的な評価を得ている日本ブランド
自社ブランドwoofy bassesについて
当店のプライベートブランドwoofy bassesは、上記の条件を全て満たすよう設計されています。
特に品質管理においては、以下の3段階の確認プロセスを導入しています:
- 中国工場での初期製造検査
- 現地検品所での品質チェック
- 日本到着後の最終検品
この徹底した品質管理により、初心者の方でも安心して使える高品質なベースを提供しています。
【詳しくレビュー】woofy bassesの品質管理と特徴を徹底解説
woofy bassesの最大の特徴は、徹底した品質管理と調整にあります。以下のポイントで、高品質な楽器を実現しています:
1. 入念な調整プロセス
日本国内で行われる調整には以下が含まれます:
- ナットの溝の深さの調整
- フレット調整
- サドルの調整
- ピックアップ高さの最適化
2. 高品質な電装パーツの採用
電装系統は特にこだわりを持って改良しています:
- 配線材:高級ギターでも使用されるBelden社製
- ジャック:信頼性の高いSwitchcraft社製
- 全ての配線を日本で再施工
これらのパーツは100万円をこえる楽器にも使用されているものでそこに関しては一切妥協しておりません。
3. コストパフォーマンスを実現する独自の販売方式
メーカーから消費者への直接販売方式を採用することで、3万円台という価格帯を実現。中間マージンを省くことで、品質を落とすことなく、手の届きやすい価格を実現しています。
4. 充実のラインナップ
初心者の方のニーズに応える幅広いモデル展開:
・4弦モデル
Cavalier 4(JB):33,000円(税込)
Woo 4(PB):33,000円(税込)
Pup 4(ショートスケールPB):29,700円(税込)
Poodle 4(PJ):44,000円(税込)
・5弦モデル
Cavalier 5(JB):39,600円(税込)
Woo 5(PB):39,600円(税込)
Poodle 5(PJ):49,500円(税込)
Woofy ONEシリーズの在庫一覧はこちら
5. 安心のアフターサポート
製品に問題があった場合の即時対応や返金保証など、初心者の方でも安心してご購入いただける体制を整えています。より高品質を求める方には、Classic Seriesや他社製品もご案内可能です。
Woofy Classicシリーズの在庫一覧はこちら
↓演奏動画
YAMAHAのBBシリーズ:コスパ抜群の実力派ベース
YAMAHAのBBシリーズをご紹介します。6〜7万円台で購入できる低価格帯モデルながら、プロミュージシャンも認める高品質なベースです。
インドネシア製の実力
BBシリーズはインドネシアの工場で製造されています。現在、インドネシアはPRS、Bacchus、Ibanez、YAMAHAなど、世界的なギターブランドが製造拠点を置く、最も注目される生産地の一つです。
YAMAHAの歴史と信頼性
YAMAHAは日本のギター製造の黎明期から活躍する老舗ブランドです。大手メーカーならではの品質管理と大量生産による価格抑制を実現し、高いコストパフォーマンスを提供しています。
プロも認める音質とプレイアビリティ
John Patitucci、Nathan East、近年ではVincent Garcíaなど、世界的なベーシストたちも愛用しています。
BBシリーズの特徴
最大の特徴は、PJスタイルのピックアップを搭載している点です。
これにより:
- プレシジョンベースのような太い音
- ジャズベースのようなシャープな音
など、幅広い音作りが1台で可能です。
実際の使用感としては: ・優れた弾きやすさ ・高い品質管理 ・独自のデザインと音質 を兼ね備えており、初心者からプロまで満足できる一台といえます。
↓演奏動画
Bacchus WJB-1DX:日本品質の格安モデル
続いて、長野県の工場を持つBacchusブランドをご紹介します。磯貝和樹氏や有賀恭平氏など、日本の実力派ミュージシャンに愛用されているメーカーです。
WJB-1DXの特徴と驚きの価格
特筆すべきは、税込3万4500円という驚きの価格設定。アジア生産でありながら、日本の品質管理による高品質なベースを実現しています。
高級仕様の採用
主な特徴としては高温多湿に強いローステッドメイプル製のネックと指板の採用(高耐久性、優れた音質) そして独自の丸型バックプレート(ハイポジションの演奏性向上) さらにステンレスフレット採用(長期的な耐久性)などが挙げられます。
Bacchusベース詳細レビュー:コスパ最強の日本ブランドを解説
Bacchusの特筆すべき特徴は、この価格帯では珍しいステンレスフレットの採用です。一般的なフレットは使用とともに曇りやすく表面が荒れてきますが、ステンレスフレットは輝きが持続し、優れた耐久性を誇ります。
高級機種の設計思想を継承
ボディシェイプは、最上位機種「woodline」シリーズをモチーフにしており、プレミアムモデルのデザイン性をエントリーモデルでも実現しています。
ナット溝の精密な加工、フレット打ちの高い精度、ネックの扱いやすさ、適度な軽量化など、細部まで行き届いた作りが特徴です。
↓演奏動画
よくある質問「いきなり5弦ベースはあり?」
よくある質問として「King Gnuの曲を弾きたいので5弦ベースは必須?」があります。
確かに5弦ベースは4弦に比べてやや難しく、選択肢も限られ、弦の交換費用も高くなります。
しかし、演奏したい曲に5弦が必要なら、初心者でも5弦から始めることを推奨しています。
その理由は以下の通りです:
- 習得の難しさは、モチベーションでカバー可能
- 好きなアーティストの曲が弾けることが上達の近道
- 4弦で妥協すると、結局後で買い直すことに
よくある質問「フリマアプリで買うのはあり?」
初心者がベースを購入する際は、楽器店での購入をお勧めします。理由は以下の通りです:
- フリマアプリは調整状態が保証されない
- ネット通販は検品体制が不明確
- アフターサービスの有無が重要
ただし、フリマアプリやネット通販で良い商品を見つけた場合は、購入後に楽器店で調整することで問題解決できます。
当店(GIB)では4,400円(税込)で調整を承っており、他の楽器店でも同様のサービスを提供しています。
まとめ:日本ブランドの強み
現在、日本のギター・ベースメーカーはアジアでの製造拠点を活かし、高品質な楽器を手頃な価格で提供しています。
YAMAHA、Bacchus、Ibanez、Aria Pro、Woofy Bassesなど、優れたブランドが揃っており、初心者の方も安心して選択できます。
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