
はじめに
ベース初心者の方がぶつかる「何を基準にベースを選べばいいの?」「安いもので済ませてもいいの?」
そんな疑問を持つ方に向けて、この記事では『初心者におすすめしないベース』と『安心して選べるおすすめモデル』について丁寧にご紹介します。
最初に手にする一本だからこそ、後悔しない選択をしてほしい。そんな思いを込めて、ベース専門店の立場からお伝えします。
初心者におすすめしないベース4選
1. ショートスケールのベース
一見するとネックが短く、コンパクトで扱いやすそうに思えるショートスケールのベース。
しかし、これは注意が必要です。
確かに手の小さい方や女性の方には一見「弾きやすそう」と感じるかもしれませんが、標準スケール(34インチ)のベースに将来的に持ち替えることを考えると、早い段階で慣れておく方がスムーズです。
実際、多くのプロミュージシャンは体格に関わらず34インチスケールのベースを使いこなしています。
もちろん、小学生や成長期のお子さまなど、期間限定のつもりでショートスケールを選ぶケースは有効ですが、長期的な視点では標準スケールをおすすめします。
2. 変形モデルや見た目重視のベース
V字型や派手な装飾のある変形ベースは、確かに目を引く存在です。
ですが、見た目を最優先して設計されているものは、演奏性やバランスが犠牲になっているケースもあります。
初心者の方がつまづきやすいのは「このフレーズが難しい」と感じた時に、演奏技術の問題なのか、楽器そのものの弾きにくさなのかを判断できないこと。
そのため、まずは王道のフェンダースタイルのジャズベースやプレシジョンベースなど、引きやすく汎用性の高いモデルを選ぶのが安全です。
ベースの種類について知りたい方は以下の記事を読んでみてください。
3. フレットレスベース
フレットレスベースは確かに魅力的な音色を持っていますが、音程を正確に取るのが非常に難しく、初心者にはおすすめできません。
フレットという“音程のガイド”がないことで、正しい場所を押さえないと不協和音になってしまいます。
正確なピッチ感覚や指の位置を習得してからチャレンジするのが無難です。
まずはスタンダードなフレット付きベースで基礎を固めましょう!
4. 激安通販・フリマサイトでの購入品
メルカリやヤフオク、格安通販サイトなどで売られているベースの中には、品質管理が不十分なものが少なくありません。
特に初心者の方は「これが弾きやすいのか/弾きづらいのか」判断できないため、調整されていない楽器を選んでしまうと、演奏がつらくなってしまうことも。
GIBでは安価なベースも丁寧にセットアップしていますが、これは非常にコストがかかる作業。
一般的に個人や通販サイトでは、そこまで手間をかけられないのが現実です。
可能であれば、楽器店で実物を見て、相談しながら購入することを強くおすすめします。
よくある質問
最初から5弦・高級ベースってどうなの?
「最初から5弦ってどうなんですか?」という質問をよくいただきますが、結論から言うと、まったく問題ありません。
確かに5弦ベースはネックが太かったり、音域が広がるぶん扱いが難しくなる部分もありますが、「5弦を使いたい曲を演奏したい」「コピーしたいベーシストが5弦を使っている」という理由であれば、むしろ最初から5弦を選ぶべきです。
また、「初心者が高いベースを買ってもいいの?」という質問にも「Yes」と答えます。
実際、価格帯が上がれば上がるほど、丁寧なセットアップが施されており、弾きやすさが圧倒的に向上します。
結果的に練習のモチベーションも上がるので、投資としては非常に理にかなっています。
20万円前後までの価格帯であれば、品質と価格のバランスが非常に良く、安心しておすすめできます。
価格帯別・おすすめブランド紹介
~3万円台:woofy basses
GIBが自社企画・直販している初心者向けモデル。
中国で生産し、日本国内でセットアップ・配線部品交換を行ってから出荷しています。
ジャックやワイヤーなど、トラブルの起きやすい部分を高品質パーツに交換しており、安価ながらも初心者がストレスなく弾ける1本を実現。
Woofy Bassesの在庫一覧はこちら
~10万円台:Sire
世界的ベーシスト・マーカスミラー監修のブランド。引きやすさ、音の良さ、コストパフォーマンスの高さで近年急速に評価を高めています。
実際にプロミュージシャンの使用例も多く、「このクオリティでこの価格?」と驚かれる方も多いはず。
Sireの在庫一覧はこちら
~20万円台:Three Dots
オカダインターナショナルが手がける高品質国産ベースブランド。
サドウスキーなどの海外ブランドの国内展開で培ったノウハウを詰め込んだ製品で、非常に高い完成度と安定した弾き心地を提供。
プロの現場でも即戦力となる信頼性を持っています。
Three dotsの在庫一覧はこちら
最後に
ベースを始める第一歩は、楽器選びです。そしてその一歩が、これから続くベースライフの質を大きく左右します。
安さや見た目のインパクトだけで選ばず、「弾きやすいか」「練習が続けられるか」「長く使えるか」といった観点で選ぶことが何より大切です。
迷ったら、信頼できる専門店に相談してみてください。GIBではTwitterやInstagram、YouTubeなどでも情報発信していますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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