【レビュー】ニューギターオーディオ Floatia Designs 高品位なFET回路を搭載!

こんばんは、嵯峨駿介です。みなさんはFloatia Designsというメーカーをご存じでしょうか。

Floatia Designsは東京発、新進気鋭のオーディオ、ギターデバイスメーカーです。

以下公式サイトより

Floatia Designs(フローティア・デザインズ)は2014年12月、東京都調布市でスタートしました。

当初は私自身のレコーディングで使うための機材を自作したことがきっかけでした。
オールドNeveのノックダウンからスタートし、次第に修理やカスタムなどにも着手。

名機と言われるヴィンテージ機材から大手マスプロダクトまで、様々なプロオーディオ機材を修理&分解していくうちに、その魅力的なサウンドの秘密や構造的な問題点を多く発見しました。後にそれらの経験を活かしてミュージシャン/エンジニアのニーズを満たすべく、ハンドメイドでオリジナル機材の製作を順次開始しました。

現在は主にマイクプリアンプ・楽器用アンプなどを製作し、そのサウンドの良さで定評を得ています。基本理念として一過性なヴィンテージ機材や高価な部品の礼賛ではなく、今あるもので確実に良い音で録れる・聴けることを最優先にして設計・製作を行っています。

大事なのはオーディオ機器は飽くまでも良い音楽を生み出すきっかけであり、音楽をより面白いものへと昇華するためにあるということです。
ひとつひとつMade in Tokyoでお届けします。

元々が卓、オーディオ機器の修理や製作がスタートという事もありますが、Floatia Designsの魅力はオーディオ的なサウンドとギターミュージックに必要な空気感のバランスであると感じます。

ハイレンジ、ハイファイ、ナチュラルを謳う製品は多くありますが、音楽的な観点からそれをメリットに謳える製品は多くありません。ハイレンジでシャープ、オーディオ的な観点で言えばそれはそれで良いものではありますが、ギターやベースにおいてはただハイレンジなだけでは特別な価値を持ちません。

ギターミュージックにおいては、音楽的な空気感こそが非常に重要な要素です。Floatia Designsはその点を念頭において、オーディオ的なレンジ感や質感と、音楽的な空気感を高いレベルでバランスさせています。

2000年代のハイファイエフェクター、アンプのブームを経た今だからこそ、このような一歩先を行く機材が生まれているのではないでしょうか。

Geek IN Boxでは高品位なプリアンプとオーバードライブの2つの取り扱いをスタートしました。

Contents

FETD-02 Sapphire Bass Preamp

+24VでドライブするSapphire Bass Preampはヘッドアンプ方式が採用され、従来のペダル型プリアンプと比べてそのヘッドルームの広さは各段に向上しています。昨今スタンダードな存在になりつつあるアクティブベースの信号や、前段でブーストされた信号であっても歪むことなく、クリアなダイナミクスを維持します。

ベースという楽器独特のレンジ感やベーシストが欲しいサウンドに対して最適化されたヘッドアンプ回路を用い、広いレンジでロスレスにバッファーすることで高音質を実現します。

ヘッドアンプ回路には厳選したFETが使われています。FETという増幅素子はICチップのように小型、ハイファイではありませんが、チューブアンプのような質感を持ちます。

これにより広いレンジを持ちながらもアンプライクで音楽的な要素をサウンドにもたらすことが可能です。

Geek IN Boxの取り扱う中古エフェクター

アウトプットは低インピーダンスに対応。パワーアンプをドライブさせる事が可能なので、ヘッドアンプのリターン端子にプラグインする事で高品位なヘッドプリアンプとして機能させる事も可能です。

3バンドのイコライザーは、様々な演奏環境、スタイルに対応するために最適なポイントに設定されています。極端に効かせるタイプではなく、繊細な音づくりをサポートするタイプのイコライザー。

しかし十分に1台で完結する完成度であり、満足のいくセッティングに追い込む事が可能です。

Gainを上げる事で、アンプライクなドライブサウンドも得られます。こちらも大きく加工されるものではなく、ベース本来のトーンをナチュラルに歪ませます。

【仕様】
入力インピーダンス : 1MΩ
出力インピーダンス:10kΩ
コントロール : Gain,Output,Treble,Mid,Bass,MidFrequency
サイズ : 120mm*90mm*30mm(ノブの高さは除く)
付属品 : +24V専用電源アダプター

FETD-03 Pomegranate Over Drive

従来のオーバードライブは歪ませれば歪ませるほど、ローエンドの質感は失われ、それはベースという楽器にとっては致命的な問題でした。Pomegranate Over Driveは独自開発の歪み回路を採用し、歪ませるほどに低音感が増すという特異な特性を持ちます。

これにより、ローエンドまで深く歪みながらもその質感は失われないという今までにない革新的なサウンドを実現しました。

J-FETを用いた高品位なバッファーを採用し、Sapphire Bass Preampと同様に広いレンジを持ちながらもアンプライクで音楽的な要素をサウンドにもたらします。トーンの効き幅も非常に広く、サウンドのこもりとは無縁。青空のように突き抜けるような質感のドライブサウンド。

ギターに使った場合にはには弦1本1本の存在を感じる分離感の良さが特徴的です。巻き弦のパワーを力強く押しだす、高品位なオーバードライブです。

【仕様】
サイズ : 60mm*30mm*110mm
電源 : DC9V〜18V (センターマイナス)

今回はFloatia Designsの2つのプロダクトをご紹介しました。美しいルックスを持つこれらのプロダクトは巧みなアイディアにより現代的なサウンドデザインが施されています。

店主である私自身が気に入って取り扱いを決めた物です。皆さんにも気に入ってもらえると幸いです。

販売ページはこちら

Floatia Designs FETD-02 Sapphire Bass Preamp

価格:37800円

Floatia Designs FETD-03 Pomegranate Over Drive

価格:27800円

人気のレビュー記事

【レビュー】fulltone BASS-DRIVE MOSFET

【レビュー】EBS MultiComp まるで魔法の箱? 通すだけで良い音に

【レビュー】BOSS MS-3 マルチエフェクトスイッチャーがBOSSから登場! 価格 や 機能 まとめ

【レビュー】ZOOM B3の後継機、B3nの機能やB3との違いについて徹底解説!

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でGeek IN Boxをフォローしよう!