自宅でもレコーディング! 宅録に必要な機材

レコーディングといえばレコーディングスタジオで行うものでしたが、最近では自宅でCDレベルの録音が出来る環境を作ることも可能になりました。

 

今回は自宅レコーディング、宅録に必要な機材についてまとめてみます。
ギター、ベースをやっている人が宅録を始めるのに必要な機材は下記が挙げられます。

 

Contents

・パソコンがある場合

★DAWソフト(例:Cubase, Logic)

★オーディオインターフェース

○MIDIキーボード

 

・パソコンがない場合

★MTR

 

・パソコンあり、なし共通

★モニターヘッドホン

○モニタースピーカー

○マイク

 

★…必須

○…あった方が便利

 

一つずつ解説します。

 

★DAWソフト

宅録と言う言葉から大部分の人はDAWソフトを連想します。

DAWソフトとはPC上で動作するレコーディング用のソフトで、ギターやベースの演奏を録音出来ることはもちろん、録音したテイクをタイムライン上に並べて、音を加工したり、バランス調整をするミックスダウンを行うことが出来ます。

CDやスマホで聴けるように、音圧や曲のサイズを調整し、音源として書き出すマスタリングも可能

 

DAWソフト内には録音、再生を行うレコーダー、音のバランスを調整するミキサー、音を加工するプラグインエフェクト、さらにドラムやピアノなどのソフト音源やそれを打ち込むためのMIDI機能など、音楽制作に必要な機能が一式組み込まれています。

 

視覚的に演奏データを細かく加工したり、遠隔地にいるミュージシャン仲間とデータを共有して楽曲を制作するなど、今の音楽制作になくてはならないものになりました。

代表的なDAWソフトはSteinbergCubaseAppleLogicAVIDPro Toolsなど。

特にCubaseはジャンルを問わない使い易さが特徴で、日本で一番ユーザーが多いです。

 

もしもDAWソフト選びに迷ったら、Cubaseはオススメです!

 

★オーディオインターフェース

これはDAWソフトで出力した音をヘッドホンやスピーカーで聴けるようにしたり、ギターやベース、マイクなどの音をDAWソフトに入力するものです。

音の入口・出口の良し悪しがコレで決まるので、DAWユーザーは選定に気を使います。

最近はペダルエフェクターなどにもこの機能がついている場合があります。

 

またオーディオインターフェースに簡易版のDAWソフトが付属された商品も多く、まずはオーディオインターフェースを買って宅録を始めてみましょう。

 

○MIDIキーボード

DAWソフト内のソフト音源でピアノを弾いたり、ドラムの音をリアルタイムで打ち込むなど、演奏用コントローラのような役割のキーボードです。

また録音、再生などのスイッチもついている商品もあり、効率的な作業をアシストしてくれます。

 

絶対に必要となるものではありませんが、マウスだけの操作ではソフト音源の音を確認するのに、都度画面を切り替える必要があり不便です。

ちなみにMIDIキーボード自体には音源が入っておりませんので、単体で演奏することは出来ません。

 

★MTR

マルチトラックレコーダーの略、パソコンを持っていない人でもコレ一台で宅録が始められます!

ギターやマイクをMTRに接続して録音したり、内蔵のドラムマシンによってリズムパターンを打ち込む事が出来ます。

 

またエフェクターも内蔵しており、ギター、ベースなどの楽器やミックス・マスタリングである程度の音作りが可能です。

ただしDAWソフトのような視覚的な編集が出来ないため、細かい調整は難しいです。

 

最近のMTRはパソコンと接続して録音データを読み込ませたり、DAWソフトのコントローラとしても使えます! もちろんMTR単体で音楽制作を完結出来ますし、マイクが内蔵された商品もあり、スタジオに置くだけで録音が出来ます。

 

MTRで得たハード機器の知識はDAWにも生かせますので、MTRから宅録を始めるというのもアリではないでしょうか?

 

★モニターヘッドホン

宅録でモニターに使う機材はオーディオインターフェースと同様、選定に気を使います。

ここで言うヘッドホンは、音楽を楽しむリスニング用とは違い、音像を正確に分析するモニター用のことを指します。

解像度が高く、低音から高音までフラットにモニターでき、ジャンルの特性に合わせたヘッドホンを使い分ける人もいます。

またヘッドホンでは楽器単体の音を鮮明に聴くのに向いております。

 

代表的なモニターヘッドホンはSONY MDR-900STです。

レコーディングの現場では必ず置いてあり、テレビなどでもよく見かける業界御用達のヘッドホンです。

 

○モニタースピーカー

ヘッドホンと同様揃えておきたいのが、モニタースピーカーです! こちらもリスニング用ではなく、音像を正確に聴くためモニター用を用意しましょう。

スピーカーは空気を通して音像を確認出来るので、アンサンブル全体を見渡したい時や、リバーブなどの空間系のエフェクトのかかり具体を確認するのに向いています。

 

マンションなどの住宅環境により大きな音が出せないのでヘッドホンだけで作業する方も多いですが、スピーカーを通して聴くことで印象がガラッと変わりますので、用意することをオススメします。

 

○マイク

宅録を行うのであれば、マイクも揃えておきたいです。特にアコギやボーカルを収録する際はコンデンサーマイクを用意することをオススメします。

 

音楽スタジオに置いてあるダイナミックマイクは頑丈ですが、得意な音域が決まっています。コンデンサーマイクは感度がよく、低音から高音までフラットに録音出来るので、アコギの煌びやかさやボーカルの繊細さをしっかり捉えることが出来ます。

 

またマイクを持っていることでいろんな楽器を収録することが出来るので、音楽制作の幅が広がることは間違いありません。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は宅録に必要な機材についてまとめてみました。

宅録は以前よりも一般的なものになったため、機材も充実しています。

 

せっかく音楽を楽しむなら、これをやらない手はないでしょう!

 

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