初めてのバンド練習でベーシストが心がけるべきこと

やっと実現した、憧れのバンド活動

いよいよバンド練習の初日がやってきました。

 

楽しく演奏……するはずが……あれれ ぐちゃぐちゃ?!

 

 

せっかくの練習がこんなことにならないよう、バンド練習に入る前に、最低限の準備はしておきたいものですね。

でも、何をどうすればいいのでしょうか?細かいことはバンドによって、またどんな音楽をやるのかによっても違ってくるでしょう。

 

今回は、多くの場合に当てはまると思われる一般的なことをお伝えしたいと思います。

何年も音楽をやっている方にも通じる考え方なので、ぜひご一読ください!

 

 

Contents

○曲の構成を覚える

普段からよく聴く曲だと、構成も覚えていると思い込んでしまうことがあります。ところが、聴くと弾くとでは大違い。

いざ弾こうとすると、あれれ次は二番だっけ、それとも間奏?……と混乱してしまうことも多いものです。

 

曲が崩壊してしまう一番の原因が、誰かが構成を覚えていなかったがゆえの進行ミスではないでしょうか(一人だけ違うコード、違う音を弾いてしまうなど)。

 

あまりにも基本的なことで、人によっては今更なことかもしれませんが、何よりもまず曲の構成をきちんと把握して覚えたいものです。

 

○ミスなく演奏する

バンドを始めたばかりの頃は、人と一緒に演奏することに慣れていません。そのため、一人のときは弾けていたフレーズも、勝手が違って上手く弾けなくなることも。

そうならないためには、やはり地味な自主練習を重ねて、最低限の仕上がりにはしたいところ。

 

例えば、ベースラインを完璧には再現できなくても、コード進行がわかる程度のラインは弾けるようにしておく、などです。

あまりにも自分のことに精一杯では、バンド練習そのものが楽しめなくなるので、担当パートは納得行くまで練習したいですね。

 

○ドラムパートを把握する

自分のパートの全体像が見えてきたら、ベースの相方であるドラムのパートもぜひ理解しましょう

リズムセクションであるベースとドラムは、曲を支える運命共同体です。ドラムパートをよく聴き、できれば自分でもひざを叩くなどして軽くコピー。

それから、ベースラインとの関係(「このフレーズのリズムはここのハイハットと同じだ」「このフレーズのあとにシンバルが来る」など)を把握します。

 

もし可能なら、バンド全体での練習に入る前に、リズムセクションだけでスタジオに入って合わせられるとベストですね。

この練習はプロミュージシャンもよくやってます。リズム体でスタジオの後にバンドリハ、なんてことも珍しくありません。

 

お互いに言葉と音で意思疎通し合うことで、短時間でも息ぴったりのリズムセクションが作れます。そうなると、バンドは8割方完成したようなものです!

 

○他の楽器パート・ヴォーカルパートを把握する

リズムセクションに不安がなくなったら、ギターキーボードなど他の楽器パート、またヴォーカルパートも把握しましょう。

バンド演奏はケーキのようなものです。リズムセクションという土台があり、その上にクリームフルーツが乗って美味しいケーキになる。そんなイメージです。

 

クリームやフルーツに当たるギターその他の楽器、そしてヴォーカルのパートを把握することで、ますますベースラインの意味や機能への理解も深まり、より適切な演奏ができるようになります。

 

○曲全体をどう仕上げたいかイメージする

ここまで来たらもうお気づきでしょう。よく言われることですが、ベースプレイヤーはバンドの司令塔なのです。

それも、ベースプレイヤーが初心者かどうかにかかわらず、です。

 

リズムセクションのパートそのものが、音楽の司令塔の役割をもっていると言っても過言ではないからです。

したがって、ベースプレイヤーが、〈曲全体をどう仕上げたいかイメージする〉ことまでできれば言うことなしでしょう。

少なくともバンドに一人は、曲の全体像を明確につかんでいる人が必要になります。そしてもちろん、そういう人が多ければ多いほど、演奏は素敵なものになりますよね。

 

正直に言えば、これまでの自分の反省点も思い出して、「こうしたら良かったな」ということも挙げてみました。

上手くいったこと、いかなかったこと、どれも結局は良い経験になります。でもバンド練習は、メンバーそれぞれが忙しいなか時間を作って、お金も労力もかけて集まるもの。

その意味をいま一度よく噛みしめて、上記のことを積み重ねていき、かけがえのない時間を思い切り楽しめるといいですね!

 

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