グルーヴをコントロールするのはベースのリズム! バンドでのベースの役割

バンドにおけるベース基本的な役割はリズム・グルーヴのコントロールと、コードの土台作りです。

最近の音楽は演奏や楽曲が複雑なものも多く、これまでとは違うベースの立ち位置現在進行形で作り上げられています。

 

今回はベーシックな部分から新しい部分まで、解説してみようと思います!

 

目次

  • ドラムと一体になり、リズムを支える
  • 人を躍らせるのはベースの役割! グルーヴを作る
  • 音楽の根本を担う、コードの土台作り
  • 新たな役割、装飾

 

○ドラムと一体となり、リズムを支える

ベースドラムと合わせてリズム隊と呼ばれるように、リズムで重要な役割を担います

一打ずつが点のドラムに対して、ベースが線となってビートを繋いで、リズムに長さをつけていきます。

例えば、バスドラムとベースが「♪♪」と8分を2回鳴らした際、ベースがスタッカートなのかテヌートなのかで表情がガラッと変わります。

 

これが、ベースとドラムリズム隊と呼ばれる理由です。もちろんギターやキーボード、ボーカルにもリズムがあるのですが、低音パートのリズムは、バンド演奏の骨となり影響力が最も大きいです。

 

低音は人を躍らせると、科学系のジャーナル誌で書かれたこともありましたね。

バンドで最も重要なのはベーシスト?

 

○人を躍らせるのはベースの役割! グルーヴを作る

ベーシストにとっての永遠のテーマ、グルーヴ(ノリ)

リズムと同様に重要な要素です。

例えばファンクのリズムは後ろに引っ張られるような印象を受けますが、これはベースが後ノリで演奏していることが要因の1つです。

前ノリなのか、ジャストなのか、後ノリなのか、ベーシストの弾き方で曲全体のグルーヴ感が変わるわけです。

 

テンポキープ、コントロールはドラムが行なっているのですが、ベースで前のめりに演奏することで疾走感を演出したり、後ノリで弾くことによりどっしりとしたノリを作ることが出来ます。

グルーヴはリズム隊がメインとなって作られるので、ベースとドラムのコンビネーションは非常に大切です。

 

○音楽の根本を担う、コードの土台作り

次にコードの土台作りについて。ベースはコードの主導権を握っています。

ギターやキーボードと合わさってコードを形成しますが、ベースはコードの土台、ルートを主に担当します。

ベースが弾くルート音はコード楽器の中で最も影響力があり、ギターやキーボードが同じコードを弾いていても、ベースのルートが変わるだけで、コードネームが変わってしまいます。

また同じコード進行の中でもベースが弾く音をコントロールすることで、半音ずつおりていくスムーズな流れを作ったり、マイナー音を強調するなど、コードによる表現を広げる効果があります。

 

更にベースが弾く音のポジションによって、演奏の盛り上がり方をコントロール出来ます。Aを弾く場合、4弦5フレット(もしくは3弦の開放弦)と1オクターブ上の3弦12フレットがあります。

通常のバッキングであれば低音で支えるため、4弦5フレットで弾きますが、曲の終盤やオカズで盛り上がりを見せる場合は3弦12フレットを使う事で盛り上がりを表現する事が出来ます。

ドラムが演奏の強弱によるダイナミクスを作っているのに対し、ベースではコード(ルート)による盛り上がりを作っていると言えます。リズム隊で大部分の演奏ダイナミクスをコントロールしており、ベースがどのポジションの音を弾くのか非常に重要です。

 

○新たな役割、装飾

ベース本体、アンプやエフェクターの進化、テクニックの発展により、サポート役に止まらないベースプレイが昨今では当たり前になっています。

ドラムのいないバンドでリズムパートを補うためラリーグラハムが開発したベースのスラップ奏法は、日進月歩の進化を遂げ、10年前では考えられないようなプレイヤーも数多く登場しました。

またスリーピースなど少ない楽器構成の中では、和音よるコードアプローチ、リード的なフレーズワークで、歌いながらギターを弾くプレーの制限をベースがカバーしています。

 

さらにストリングスと一体となって、壮大感を出したり、ギターと同じようなエフェクトを駆使してソロを弾くなど、バンドでの守備範囲は非常に広くなりました。

他のパートと同じような音使い、アプローチをしたとしても、ベースならではの勢いや響きが表現されています。リズムとコード、両方の基盤となるベースだからこそ、脇役にも主役にもなれる特性によって進化してきたと言えるでしょう。

 

以上となりますが、いかがでしたでしょうか?

バンド演奏の土台となるベースですが、これからベースを始める方は固定概念にとらわれず、自分らしいベースプレイを目指して欲しいと思います。

大手楽器店での販売、修理業務やプロベーシストのローディー経験の後に海外向けの小売業に従事。その後ベースショップGeek IN Boxを立ち上げ、現在はGeek IN Boxの運営の他にベースマガジンなどでの執筆を多数担当。

More columns

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でGeek IN Boxをフォローしよう!