Electro Harmonixのエフェクターの特徴、歴史とおすすめのベース用機種紹介

「エフェクターと言えばギター」のイメージが強いかと思いますが、近年は音楽性の多様化によって、ベースエフェクターのラインナップは豊富になってきています。

しかし、エフェクターを使ったことのない人からすればどんな種類があるかわからないですし、どのブランドが良いのかもわからないですよね?

そこで今回は最大手エフェクターブランド、エレクトロハーモニクスのベース用エフェクターについて、使い方やおすすめモデルなどをご紹介します。

エレクトロハーモニクスとは?

1968年ニューヨークで産声をあげたエレクトロハーモニクスは、Big MuffSmall Cloneなどの超有名エフェクターを世に送り出した老舗エフェクターブランドです。

ギターエフェクターの製造で有名な同社ですが、ベースエフェクターオーバードライブディストーションをはじめとしてモジュレーション系フィルター系など強烈な個性を兼ね備えたエフェクターを数多く取り揃えています。

特徴としては極端なエフェクト効果を持ったペダルが多く、決して使いやすいとは言えないかもしれません。
裏を返せばそれだけハッキリとしたエフェクト効果が得られるため、使いこなしたその人にしか出せない唯一無二のサウンドを作り上げることができます。

また、彼らは往年の名機をリメイクやモディファイした製品も多数販売しています。
特にBig Muffは製造年代や製造場所によってそのキャラクターが少しづつ違うとされているので、機種ごとに根強いファンがいらっしゃいます。

エレクトロハーモニクスのベース用エフェクターの使い方

エレクトロハーモニクスのベース用エフェクターは、ギター用の機種をベースに最適な周波数に合わせたペダルが数多く存在します。
オーソドックスな使い方から、もともと持ち合わせている極端なエフェクト効果を活かした、飛び道具的な使い方もできるようになっています。

一般的にプリアンプオーバードライブは、原音の補正やアンプのブーストに使用し、バッキングやリフとの相性が良いです。
ディストーションファズボーカルオフの間奏やソロで使用すると、エフェクターの性能を遺憾なく発揮できます。

一方、モジュレーション系のエフェクターは、使用するシチュエーションに注意が必要です。
常時使用しているとベースの存在感が希薄になってしまいます。
アンサンブルやリズムの不安定さにつながるので、コーラスやベースシンセサイザーなどは飛び道具として、効果音のような使い方が適していると言えます。

おすすめベース用エフェクター

Bass Soul Food


ギター用エフェクターであるSoul Foodをベース用に設計したものです。
ケンタウロス系に位置づけられ、倍音豊かな歪みが特徴。

低音域に重心が寄っているため、音の芯が太いずっしりしたサウンドメイクが可能になります。

オーバードライブとしての使用だけでなく、プリアンプやアンプのブースト、音色の補正にも使用できる懐の深さも兼ね備えています。
アクティブベースにも対応できるよう、-10db padが装備されているのも嬉しいポイントです。


Bass Big Muff Pi

エレクトロハーモニクスの大人気機種であるファズ・ディステーションの名機、Big Muffをベース用に設計したペダル。
ベーシストに特に人気のあるアーミーグリーンのロシア製Big Muffに現代音楽シーンに合わせた仕様に生まれ変わっています。

サウンドは、「これぞBig Muff!」という音色から、ゲインを落としてトーンを調整すればディストーションとしての使用も可能になります。

サウンドはそのままでサイズダウンした「Nano Bass Big Muff Pi」もリリースしており、エフェクターボードの省スペース化にも一役買っています。




Bass Clone

ニルヴァーナのカートコバーンが使用していたことで有名なSmall Cloneをベース用に設計したベースコーラス。
アナログコーラス特有の自然でまろやかなコーラスサウンドを奏でることができます。

ベースが本来持つ豊かな低音を活かす設計となっており、エフェクト音の低音部分をカットするCrossoverスイッチを搭載。
これによってコーラスらしいきらきらした高域とベースらしい芯のある低域が一体化したサウンドメイクが可能です。

コーラスらしい透き通った音から、エレクトロハーモニクスの真骨頂である飛び道具的な使い方まで可能な、レンジの広いペダルです。


Bass Preacher

ベーシストがベーシストのために設計した、コンプレッサー/サスティナーです。
入力レベルの補正から、強力なコンプ感溢れるサウンドまで幅広く対応することができます。

インプット感度のレンジは-10dBu〜+2dBuで、パッシブとアクティブの両方のピックアップにも対応可能です。
ゲインリダクションは最大21dBuまで対応。

トグルスイッチを切り替えることで、コンプレッションがかかるタイミングを設定できます。
シンプルなコントロールは操作の難しいコンプレッサーというエフェクターにおいて嬉しいポイントだと言えます。


Bass Mono Synth

入力されたベースサウンドをシンセサイザーの音色に変換するのがこのエフェクター。
ヴィンテージシンセから近代的なパルスサウンドまで、11種類のサウンドバリエーションを搭載しています。

EXPインプットにエクスプレッションペダルを接続すると、音色の変化をペダルで自在にコントロールすることが可能になります。
PRESETスイッチでは、作成したパラメータの保存・呼び出しが可能で、ファクトリープリセットではパラメータの復元が常時可能です。


まとめ

今回、エレクトロハーモニクスのベース用エフェクターについて紹介してきました。

往年の名機から新しいアプローチを施した機種など、進化を続けるブランドであるエレクトロハーモニクスでは、強烈な個性を兼ね備えたエフェクターが多数取り揃えられています。
人には真似できないオリジナルな音を追求して行きたい、「エフェクターは何を使ってるんですか?」と聞かれたい、そういった趣向をお持ちの方にはぴったりのエフェクターだと思います。

ぜひ楽器屋で試奏をして、あなたのお気に入りのペダルを見つけてください。




大手楽器店での販売、修理業務やプロベーシストのローディー経験の後に海外向けの小売業に従事。その後ベースショップGeek IN Boxを立ち上げ、現在はGeek IN Boxの運営の他にベースマガジンなどでの執筆を多数担当。Twitter : @SAxGA

 

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