プロ御用達 MAD PROFESSORのエフェクターの特徴や歴史、オススメモデル

MAD PROFESSORのエフェクターは多くのプロミュージシャンに高く評価され、実際に現場で使用されていることも少なくありません。

しかし、ボスやアイバニーズなどの日本のメーカーとは違い、製品以外の面については意外と知られていないのではないでしょうか。

今回の記事では、MAD PROFESSORの概要や歴史、製品の特徴、おすすめモデルを紹介いたします。

MAD PROFESSORの概要と歴史


高品質のエフェクターを製造するブランドとして現在では多くのプロに愛用されていますが、その歴史はまだ若いブランドです。

創業されたのは2002年、フィンランドのトゥレンキにおいてのことで、現CEOのHarri Koski(ハリーコスキ)氏と代表デザイナーを務めるBjorn Juhl(ビヨン・ユール)氏によって興されます。

ちなみに MAD PROFESSORというブランド名は代表デザイナーのBJORN JUHL(ビヨン・ユール)氏のあだ名がMAD PROFESSORであったことから名付けられました。

MAD PROFESSORのエフェクターの特徴


現在のラインナップになる以前の創業初期にはBJFEペダルと呼ばれる初期のペダルがあります。

エフェクター下部のブランドロゴの下に”BJFE DESIGN”と刻印されているのが特徴です。

現在は生産されていないこともあり、非常に高い人気を博しています。

MAD PROFESSORの現在のエフェクターラインナップはレギュラーモデルであるFACTORY PEDALSと上位モデルのHAND WIRED PEDALSの二種類に分けられます。

創業当初から長い間HAND WIRED(手作業)で作られていましたが、販売価格を下げるためにPCB基盤を使ったシリーズも展開しました。

そうして生まれたPCB基盤のモデルがFACTORY PEDALS、従来通り手作業で作られるのがHAND WIRED、ということです。

これらの違いはブランドロゴの下に「HAND WIRED」の刻印があるかないかで簡単に見分けがつきます。

この2つのシリーズには製造方法の他に、筺体の素材にも違いがあります。

FACTORY PEDALSの材質にはアルミダイキャストが使用される一方、HAND WIREDにはさらに高い強度を持つ亜鉛ダイキャストが使用されます。

おすすめのモデル

Sweet Honey Overdrive


MAD PROFESSORのベストセラーであり、代名詞的存在のSweet Honey Overdriveです。

このオーバードライブはオールハンドメイドで素晴らしいアンプを組み上げることで有名なハワード・ダンブルが手がけたダンブル・アンプの音を再現するべく作られた”ダンブル系”オーバードライブです。

あくまでオーバードライブとして設計されているため、ゲインを上げてもウォームでアンプライクなニュアンスが特徴的。

本モデルの人気の秘密の1つはピッキングの強弱で自由に歪みの量をコントロールできるセンシティブな反応性です。

これにより、ギタリストがピッキングに乗せた表現は100%曇ることなくアンプから出力されます。

FACUSコントロールは歪みのフィーリングやダイナミクス、全体のトーンを調整できます。

反時計回りに回すとジャズやブルースに適した歪みの少ないメロウなトーン、時計回りに回すと高域が軽くブーストされた明るいオープンな音色になります。



Little Green Wonder


同じオーバードライブでもLittle Green WonderはIbanez Tube Screamerをモチーフとしています。

Sweet Honey Overdriveがチューブアンプ的なドライブサウンドなのに対して、 Little Green Wonderはコンプ感の薄さとダイナミクスの広さが特徴的。

TS系ペダルでありながら、ヘッドルームは広く、ゲインは高め、高域はレスポンスよく元気です。

そのため、TS系ペダルのサウンドは好きだけど弾き心地は好みではない、というギタリストにはぜひ試してもらいたいペダルです。



MIGHTY RED DISTORTION


80年代後半のディストーションサウンドを再現したハイゲインディストーションです。

非常にハイゲインでハイコンプレッションなサウンドですが、ヘヴィなサウンドでもクリアに歪み、また優れたS/N比が特徴的です。

そのためにメタル系のギタリストには非常に高い人気があり、もしもヘヴィなディストーションを探しているのであればまずはこれを試してみるのがおすすめです。

歪みの深さは幅広く、ファットでカラッとしたところから叫ぶようなリードサウンドまで作れるのも大きな魅力ですね。



KOSMOS


少しマニアックですが、こちらは美しい広がりを表現するリバーブペダル、KOSMOSです。

11種類ものアンビエントトーンを搭載し、ギタートーンに上質なリバーブの響きを与えることができるエフェクターです。

どれもが美しいサウンドで、じっくりと音を作り込めるコントロールの多彩さも魅力的。

フットスイッチを名が押しすることでエフェクトをフリーズさせたり、スウェルサウンドを出力させたりする機能も搭載します。



1


こちらは70年代後期から80年代初期にかけて世界中で一世を風靡した、あの”ブラウンサウンド”をモチーフにしています。

高出力のアンプを目一杯歪ませたような抜けの良い歪みサウンドが特徴。

完全なクリーンセッティングのアンプを使用することを前提にしているのでジャズコーラス対策のためのペダルとしても有力でしょう。

ディストーションペダルとしては珍しくリバーブを内蔵しているのも大きな特徴の1つです。

このリバーブは80年代のレコーディングで用いられたスタジオリバーブがシミュレートされており、細かな設定はメーカー側でプリセットされていますがペダル内部のトリマーによって調整も可能です。



まとめ

MAD PROFESSORのエフェクターの特徴や歴史、オススメモデルを御紹介しました。

エフェクター製作界の巨匠BJORN JUHL(ビヨン・ユール)が製作するエフェクターはどれもが高品質であり、プロユースのものばかり。

ぜひ一度、マッドなペダル達を試してみてください。

大手楽器店での販売、修理業務やプロベーシストのローディー経験の後に海外向けの小売業に従事。その後ベースショップGeek IN Boxを立ち上げ、現在はGeek IN Boxの運営の他にベースマガジンなどでの執筆を多数担当。Twitter : @SAxGA

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