【レビュー】Crews Maniac Sound G.O.D(Genius Over Drive)

Geek IN Boxの若槻智哉です。

2016年に内部パーツの廃番の為、モデルごと廃番になってしまったG.O.D。ゴツイ外見とは裏腹に幅広いサウンドメイクが可能でプレイヤーからの評判も未だに衰えません。

歪みエフェクターを買っては売ってのスパイラルから抜け出したい人にはぜひ試してもらいたい、G.O.Dの良さをレビューします。

Contents

目次

  • Crews Maniac Soundについて
  • コントロール
  • サウンド
  • 使用感
  • まとめ

Crews Maniac Soundについて

Crews Maniac Soundは渋谷にある楽器店フーチーズの直営ブランドとして1990年代初頭に発足。プロミュージシャンを第一線で支えてきました。

オリジナルのギター、アコギ、ベース、エフェクター、プリアンプと様々な楽器を手掛けています。高品質でサウンドクオリティにも定評があり、数々のプレイヤーが支持されています。

コントロール

A/Bの2チャンネルオーバードライブで、DRIVE A、DRIVE Bがそれぞれのゲイン調整です。

BOTTOM、MIDDLE、TREBLEの3イコライザーに加え、G.O.Dの肝となるCONTOURでミッドのキャラクターを変えることが出来ます。Bottom Shift、Treble Shiftのミニスイッチでもイコライザーのニュアンスが変えられる為、幅広いサウンドメイクが可能です。

DRIVE

AとBでトーンのキャラクターも多少違い、Aはミドルが強く、Bはハイが良く出ます。歪みの量もBが強めに出る為、Aはリズム、Bはリードで使うのがベターです。

3アクティブイコライザー

BOTTOM、MIDDLE、TREBLEはアクティブ回路で通常の増減より大きく効く為、ブーストやカットが可能です。

CONTOUR

特徴的なCONTOURはBlues, Rock, Thrash, Metalと劇的にサウンドが変わります。DRIVEを組み合わせることで甘いクランチからへヴィな歪みまで演出できます。

これがG.O.Dの最大の強みで、様々なジャンルに対応出来る理由です。

サウンド

歪みエフェクターには癖の強すぎるものが多く、繋いだらその音になるって事よくありますよね。G.O.Dは基本的なサウンドがフラットでコントロールの効きやすいエフェクターなので、土台のクリーンさえしっかり音作りが出来ていればブリティッシュサウンドやフラットなオーバードライブ、ゴリゴリのハードロックもカバー出来ます。

歪みの粒は少し粗く全体的に下からグッと持ち上げるような粘りっこいサウンドになります。アクティブイコライザーの為、直接アンプに繋いだようなパワー感もあります。迫力あるサウンドが魅力的ですので、へヴィに使いたい方には特におススメです。

使用感

ボディが大きいのと重いのが多少ネックではありますが、その分ツマミがいじりやすいのが◎ ツマミが多い分最初のセッティングには時間がかかりますが、一発決まれば好みのドンピシャサウンドが出せる1台です。

BOTTOMは12時にするとかなり出てしまうので、9~10時ぐらいからセットすると良いです。フットスイッチ部分が手前に傾いているのも踏みやすく、プレイヤー志向でいいですよね。

まとめ

徹底してユーザビリティを重視した、プレイヤーの事を考えて作られたエフェクターですね。これだけ幅広いサウンドメイクが出来るなら他のエフェクターはいらないかも・・・。

 

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