エレキギターで例えるならRoland JC120のようにライブハウス、スタジオの常設ベースアンプとなったHARTKE。今回はその中で最もポピュラーな機種HARTKE HA3500の使用感や支持されている理由について書きたいと思います。
目次
- 1.なぜHartkeがここまで現場に根付いたのか?
- 1-1.ソリッドなキャラクター、ストレートな出音
- 1-2.幅広いサウンドメイクを実現するPREAMP A/B
- 1-3.操作性抜群のGRAPHIC EQとCONTOUR LOW PASS/HIGH PASS CONTROL
- 2.音をなだからにするCOMPRESSION
- 3.コストパフォーマンス
- まとめ
- 仕様
1.なぜHartkeがここまで現場に根付いたのか?
HARTKEが登場するまではAMPEGがベースアンプの主流でした。もちろん今でもAMPEGはベースアンプの王道、ロックベースを弾くのに特に力を発揮するします。HARTKEがここまで支持されたのには主に3つの理由があります。
1-1.ソリッドなキャラクター、ストレートな出音
一つ目は何と言ってもその音色。HARTKEのアンプヘッドは比較的ソリッドな音色ながら、ストレートに出力が出来ます。それに加えアルミコーンのウーハーユニットを搭載した同社のキャビネットにより、ベースのアタックに必要な中高音がしっかりと再生されます。それにより音抜けが良く、引き締まったサウンドが出せます。
バンドシーンにおけるベースはアンサンブルの土台役に止まらず、スラップ、和音弾きなど様々な奏法の登場により、役割が多様化。それに伴いベースラインがはっきり分かるサウンドの需要が高まっており、豊かな低音だけでなく中音、高音も太いHARTKEのサウンドキャラクターが支持されています。
1-2.幅広いサウンドメイクを実現するPREAMP A/B
HARTKEのアンプヘッドの大きな特徴である2種類の独立したPREAMP、TUBE・SOLID STATE
フィンガータッチをナチュラルに増幅するTUBEは硬めの音色でレスポンスの速い発音が特徴。ロック系のバキバキとしたサウンドメイクをするのに向いています。
一方低域から高域までフラットに増幅するSOLID STATEは柔らかめの音色。バラードやアコースティックなスタイルのバンドで丸い音を出したい時に向いています。フレットレスベースとも相性がいいです。
そしてこの2つを組み合わせることにより幅広くサウンドメイクでき、どんなジャンルにも対応可能です。ちなみにHARTKE特有の硬いサウンドが苦手という声をよく耳にしますが、SOLID STATEのみで音作りすれば、ソリッドさが軽減され、扱い易い音になるでしょう。
1-3.操作性抜群のGRAPHIC EQとCONTOUR LOW PASS/HIGH PASS CONTROL
ベースアンプにおけるサウンドメイクの要であるイコライザー。HARTKE HA3500は操作性抜群の10 BANDのGRAPHIC EQ(以下:グライコ)と100hz以下の低域・10khz以上の高域をまとめてコントロールするCONTOUR LOW PASS/HIGH PASS CONTROLを搭載。
グライコは30Hz、64Hz、125Hz、250Hz、500Hz、1kHz、2kHz、3kHz、5kHz、8kHzとベースに必要なEQポイントがバランスよく設定されています。効きが良く、積極的な音作りから補正目的の調整まで、どんなシチュエーションにも合わせることができます。視覚的にセッティングできるため、アンプの設定に慣れていない初心者にも分かりやすい仕様となっています。
CONTOUR LOW PASS/HIGH PASS CONTROLはShelf型のEQ。積極的な音作りというより、全体のバランスを整えるイメージ。例えばバスドラムとの兼ね合いを考慮してグライコの30Hz、64Hzをカットすると低音が薄くなります。そこでCONTOUR LOW PASS CONTROLをブーストして低音のトータルバランスを取ります。
ライブハウス・スタジオだけではなく、学園祭や音楽イベントなど屋外で演奏する際にも抜群の操作性を発揮するので、場所を選ばず音作りがしやすいです。

2.音をなだからにするCOMPRESSION
上記で上げたPREAMP、EQ以外にも便利なコンプが付いています。補正目的での使用に重きを置いており、ノブを右に回すとスレッシド値が下がり、圧縮比率(2:1~リミッター効果)が上がります。大きなところが圧縮され落ち着いたサウンドになりますが、深く掛け過ぎると音が鈍くなり抜けが悪くなる原因になります。比較的音が大きく出やすい4弦の解放弦のみに掛かるように設定するなど、かけ過ぎには注意が必要です。
3.コストパフォーマンス
高品質ながらコストパフォーマンスに優れていることも魅力の一つです。
このグレードで出力:240W(8Ω)、350W(4Ω)のベースアンプヘッドなら十万円以上してもおかしくないところ、HARTKEは参考価格にして¥45,800(税抜)。同グレードのアンプと比べると非常にお買い得です。
またプリアンプのみに真空管を搭載しており、基本的な構造はトランジスタであるため耐久性にも優れています。メンテナンスを怠らなければ長く使っていけるので、スタジオ・ライブハウスの常設機材として採用されています。
まとめ
以上となりますが、いかがでしょうか?
PREAMP A/Bのインプットゲインによって、多彩なサウンドメイクができるHARTKEのアンプ。ポテンシャルが高くスタジオにあれば安心感があります。今やHARTKEで音作りが出来ることがベーシストのスキルとして求められているので、しっかりと使いこなせるようしておきましょう。
仕様
・サイズ:2U
・ラックマウント金具付
・出力:240W(8Ω)、350W(4Ω)
・コントロール:PREAMP A/B、COMPRESSION、10BAND EQ、CONTOUR LOW PASS/HIGH PASS、MASTER VOLUME
・エフェクトセンド/リターン、ダイレクトアウト装備
・寸法、重量:440W×100H×330Dmm、15.3kg
・演奏のすべてのニュアンスを忠実に再現する、HARTKE独自のTransient Attack回路を内蔵
・パッシブタイプ/アクティブタイプ独立2系統の入力端子
・電源のオン/オフとは無関係に、接続されたスピーカーを危険な過負荷やポップ音から保護する回路を内蔵
・外部エフェクター接続可能なエフェクトセンド/リターン端子を搭載
・バランスコントロールを使って、スピーカー出力に送られるエフェクトセンド(ドライ)信号とエフェクトリターン(ウェット)信号の相対的な量を調節可能
・XLRバランス出力端子を装備。この端子用にハムノイズを除去するグランドリフトスイッチと、イコライザーの直前または直後の信号を選ぶプリ/ポストスイッチを搭載
ソース:オールアクセス
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