【レビュー】おすすめ ベース弦 ELIXIR NANOWEB / ROTOSOUND RB45

定番のダダリオ、アーニーボールの他にも様々なメーカーからベース弦が発売されています。音に加えてプレイヤビリティにも大きく影響するので様々な種類を試したいところですが、1週間や2週間の頻度で交換するものではないので、なかなか多くの種類を試すことは出来ません。

今回はダダリオアーニーボールに次いでポピュラーなエリクサーとロトサウンドのベース弦についてレビューします!

Contents

目次

  • ELIXIR:NANOWEB MEDIUM LONG SCALE #14077
    • スペック
    • 滑らかでクリアな音色
    • ロングライフ
    • 演奏性
  • ROTOSOUND:ROTO BASS RB45
    • スペック
    • バランスが良い音色
    • 意外な寿命の長さ
    • 演奏性
  • まとめ

ELIXIR:NANOWEB MEDIUM LONG SCALE #14077

スペック


・Ultra-Thin NANOWEB Coating
・ロングスケール(レギュラースケール)
・ゲージ/045、065、085、105
参考販売価格:¥3,780(税抜)

ELIXIR(エリクサー)はゴアテックスで知られる科学素材メーカー、ゴア社が製造し、独自のコーティング技術で特許を取得しているコーティング弦の代表的なブランドです。

滑らかでクリアな音色


雑味がなく、クリアなサウンドで値段相応のリッチさを感じるのがエリクサーの特徴。ギラっとした超高音域が若干抑えられて、アタック感の強いスラップやピック弾きをした場合にも、発音が嫌味に聴こえません。低音楽器が必要とする高域は確保されており過不足のないバランス感が特徴的ですね。

低音のバッキング、和音を使ったコードワーク、中~高音を中心としたリードプレイなど、どんなプレイでもベースラインが見えやすいです。全体的に太く、クリアに鳴らせるのでどんなベースにも相性が良いですね。

ロングライフ


エリクサーを語る上で外してはならないのが、高寿命であることです。普通のベース弦の寿命は張ってから2週間、長くても1ヶ月程度。エリクサーのコーティング弦は2~3倍は長持ちすると言われています。エリクサーは、弦全体をすっぽりと覆うコーティングを施すことで水分や汚れの侵入を防ぎ、錆や劣化を防止します。その結果、音質やサスティンの悪化を防ぎ長い期間安定したサウンドとプレイヤビリティを得られます。

価格は通常のベース弦の2倍ほどしますが、ロングライフ故に経済的な弦として知られています。

新品のベース弦が少し落ち着いた状態の音色が長く維持出来るので、レコーディングやツアーなどの長期間の演奏や同じ音で演奏し続けることが必要な現場では重宝されています。

演奏性

コーティング弦の代表格であるエリクサーは滑りが良いことも特徴の一つです。特にスライドなど横移動の演奏がスムーズに出来るので、音が途切れないよう丁寧な演奏をアシストしてくれます。若干ウェット感があり、手触りに好き嫌いが分かれると思いますが、非常に演奏性が高い弦と言えます。

ROTOSOUND:ROTO BASS RB45

スペック


・ロング・スケール(810~860mm)
・ニッケルメッキ鋼の巻線を使用したラウンドワウンド弦。
・ゲージ/045、065、085、105
参考販売価格:¥1,700(税抜)

ROTOSOUND(ロトサウンド)世界で最初にエレキベースのラウンドワウンド弦を製品化した老舗弦メーカーです。

バランスが良い音色

音色の傾向としては少しダダリオに似ていて、ソリッドでドライなサウンドです。しかし弦を張った時のテンションが少し緩めのため、ダダリオのようなギラツキはあまり気になりません。高域のピークが若干中音域よりで、ギターとぶつかりそうな帯域を上手くかわしているような印象です。

暴れ感が少ないので、スラップなど激しいピッキングプレイでもアタックとボトムの鳴りのバランス感覚が非常にいい弦だと感じます。音抜けがよく、扱いやすいサウンドと言えます。

意外な寿命の長さ


エリクサーのような長寿命とまではいきませんが、ノンコートの弦としては寿命が長めだといわれています。

段々んと馴染む感覚はありますが、それでも弦のハリが残り長く使っていてもアタック感がしっかり感じられます。一般的なノンコート弦では張りたてから寿命を迎えるまでに、音色の変化を激しく感じますが、ロトサウンドの場合は手触りに変化があるものの音色の変化のスピードはゆっくりです。

演奏性


手触りがエリクサーとダダリオの中間のように感じます。通常の弦に比べてざらつきが少ないために滑りが良く、弾きやすいです。若干のウェット感があり、ピッキング時に引っかかりを感じないので、指弾きで細かいリズムを刻んだり、速いテンポを弾くのに向いています。

ダダリオ、アーニーボールと同じ価格帯で一味違うキャラクターの弦を探しているなら、ロトサウンドの弦はオススメです。

まとめ

以上となりますが、いかがでしょうか?

この2種類の弦は、音色の良さに加え、寿命が長いので経済的にもオススメの弦と言えます。ベース弦選びに悩まれている方は是非参考にしてみてください。

人気のレビュー記事

【レビュー】fulltone BASS-DRIVE MOSFET

【レビュー】EBS MultiComp まるで魔法の箱? 通すだけで良い音に

【レビュー】BOSS MS-3 マルチエフェクトスイッチャーがBOSSから登場! 価格 や 機能 まとめ

【レビュー】ZOOM B3の後継機、B3nの機能やB3との違いについて徹底解説!

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でGeek IN Boxをフォローしよう!